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コラム/2021-03-08

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HSPの人は何故彼(夫)にだけキレてしまうのか?

<前回からの続き>

今回からは、前々回挙げた「①」~「④」の個々のケース毎に、より詳しく
「HSPの人の人間関係の悩みのメカニズム」を見てゆきたいと思います。


今回はまず「HSPの人の人間関係の悩みのメカニズム②」として、

前掲①のケース「他人には異常に気を遣ってしまうのに、
         彼(夫)にだけきつい言い方をしてしまい、
         罪悪感にかられてしまいます」

を取り上げたいと思います。

<何故彼(夫)にだけキレてしまうのか?>


エレイン・アーロン博士は、

「HSPは非HSPの相手に対して、自分に無い価値を讃える傾向がある。

 この「白か黒」の見方をする事で、最初に自分の良い資質を”分裂”させ、
 相手に投影し自分の長所と相手の欠点が見えなくなり、
 相手に権力を渡し過ぎる。

 そして過剰に服従してしまうと、相手はあなたを支配し批判し続け
 それを当然と思うようになる。

 相手をそこまで理想化しておきながら、自己肯定感が低いHSPは
 ひどい嫉妬を抱えてしまい、善い人を奴隷にするか、
 それに失敗すると、善い人もろとも善いものまで破壊してしまう事がある」

と述べておられます。


更に博士は、

「抑圧されているもう半分のコンプレックス(シャドー)は
 いつも”分裂”を起こしていて、特にそれをパートナーに投影した時に
 トラブルの大きな種になる」

とも述べておられます。


つまり、
「自己肯定感の低いHSPの人」は、自分の良い面や資質を分裂
(否認し、抑圧する)し、
 相手に投影(それが自分には備わっていなくて相手に備わってると思いこむ)

 し、相手を極端に理想化し過剰に服従してしまったり、
 或いはそれが故の嫉妬によって権力闘争が生じ、
 相手と戦って破壊しようとしてしまう」

という事です。


一方、
自らが否定的に捉えて、”自分の悪い面・欠点”としてる部分も同様に
自分から”分裂”させ、相手に”投影”し、相手を否定したり攻撃してしまう、

という事です。


ですから博士も、

「特に幼少期に両親に失望した事があるHSPは、
 現実が迫ると(相手との距離が縮まると)批判的になり、
 相手の欠点や癖がものすごく細かく見えてきてあら捜しをしてしまう
 事があり、
 相手の自己肯定感が脅かされてしまうと、非HSPは防衛体制に入る。

 そして、HSPの”幻滅”と”決めつけ”+ 非HSPの”防御”で2人は
 ”分裂”(相手の全てが悪い等の白黒思考思考になる)してゆく。」

と述べられています。


上記の博士のご意見に加えて、私見を述べさせて頂くと、
(特に「愛着の問題」や「心の傷」を抱えた)HSPの人は)

抑圧された親や心の傷を与えた相手に対する怒りがあって、
パートナーを本当の怒りの対象者とダブらせて(転移)ぶつけてしまう事
もよくあると思います。


更に、脳科学的な観点からも私の推論を述べますと、

「仕事や学校、育児やママ友との付き合い等で、刺激過多になり、
 扁桃体が過剰興奮の状態に陥る」

「それを抑える為に、心を安定させるGABAやセロトニンが消費された結果、
 GABAやセロトニン不足に陥る」

「加えてノルアドレナリンやアドレナリンの放出が増え
 それらの材料である(快の刺激と関係する)ドーパミンも不足する」

「こうして、(帰宅した時など)パートナーと一緒の時には
 GABA・セロトニン・ドーパミンが不足してるので、
 それを求める傾向が強まる

「その時にもし相手が心の安定(GABAやセロトニン)を妨げる
 と感じた場合は、
 相手を無視して部屋に引きこもったり(GABAやセロトニンを求める行動)
 するが、

 それに対して相手が良い反応をしてくれない場合や、
 快の刺激(ドーパミン)をもたらせてくれないと感じた場合は、
 ”権力闘争”によって、ドーパミンやセロトニンを得ようとする
 (※直接、権力闘争に持ち込む人もいる)

「相手との”権力闘争”の勝利を目指して怒りをぶつける事
 ドーパミンが得られ
 ”権力闘争”に勝った、と思った瞬間にセロトニンが得られる

「ところが(特にHSPの人は)罪悪感によって、
 ドーパミンやセロトニンは一瞬で消費されてしまう」

「しかも恒常的にその状態が続けばストレスホルモンのコルチゾールが増え
 よりドーパミン・セロトニン不足になり、より”権力闘争”を求める様になり、
 言わば”怒り依存”の状態に陥る」

※このケースの解決のヒントは
 後述の「HSPの人の人間関係の悩み解消のヒント」
 の中でお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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