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コラム/2021-04-07

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HSPの人は何故愛着障害になり易いか?

<前回からの続き>

今回は、何故その後の人生を左右しかねない(広義の)「愛着障害」
になってしまうのか?

何故HSPの人は「愛着障害」に成り易いのか?
について私見を述べてみたいと思います。




<何故「愛着障害」になってしまうのか?>

①「安全・安心の基地の欠如」


→例えば、

(1)何らかの事情で乳幼児の段階で親元から離れ施設等で育ち、
 尚且つ、その環境の中で「1対1」の安全・安心基地になる存在
 を得られなかった


(2)親等の養育者からの虐待やネグレクト養育者の心身の疾患等で
 常に不安や恐怖、誰にも頼れない孤独を感じ続ける環境にあった

等々。


②「安全・安心の基地の脆弱さ」


→例えば、

(1)親等の養育者の感情が不安定で、安全・安心を感じる場面が長続きせず
 期待が裏切られる事が繰り返された。


(2)親等の養育者が基本的な子供の世話はするが、
 情緒面での関わりを持てなかった

等々。


③「オキシトシン受容体の問題」


「親が子を愛する」「子が親の愛情を感じる」等は、
 愛情ホルモンである「オキシトシン」が関わっていると考えられます。

 ところが、親か子或いは双方のオキシトシン受容体の分布密度が
 生まれつき低い場合も、きちんとした愛着が形成されにくのではないか?
 と思います。

※但し近年
「幼い頃の環境によってオキシトシン受容体の分布密度が変化する」
 といった報告がなされた様で、もしそうであるなら希望が持てます。



 
<何故HSPの人は「愛着障害」に成り易いのか?>


HSPの人の気質の特徴である「D」、「O」、「E」、「S」
 によって、非HSPの人に比べて、安定した愛着を形成しにくい、
 と考えられます。


例えば、

(1)普段は愛情深い母親なのに、夫婦関係や他の要因でストレスが高じ、
 大きな声でついつい怒鳴ってしまった、とかそこまでいかなくても
 不機嫌で冷たい表情・態度を示してしまった・・・。


いつもと違う母親の様子に「S」の感度の鋭さが働いて、
 扁桃体が興奮し、神経が高ぶる(「O」)


深い処理(「D」)によって、
「お母さんは、本当は私の事なんて愛していないに違いない」
 等といった意味づけを行う。


→その深い処理は続き「愛されてないなら生きていても意味がない」
 等と感じて、寂しさ・孤独や恐怖といった強い感情反応(「O])
 が生じ、心の傷となる。


→そして、(「深い処理」による結論は自分にとっては絶対的なので)
 安全基地は崩壊し、「不安定型の愛着スタイル」となる。


→更に「私は愛されていない」とか「人は信頼できない」
 等の証拠集め(「黒」のファイル作り)を無意識に行い、
 それらの結論が、より強化されてゆく。

また例えば、

(2)「苦労している母」「可哀相な母」「病弱な母」等を
 「S」の感度の鋭さから読み取る。


「D」の深い処理を行い「私は甘えちゃダメ」
 「お母さんに頼っちゃダメ」、「お母さんを助けなきゃ」、
 「お母さんをこれ以上悲しませない様に」、「我が儘言っちゃダメ」、
 「お母さんに迷惑かけ無い様にしなきゃ」等といった結論が出され、
 自ら「アタッチメント」を放棄し、安全基地が失われる
 という事も考えられます。

※現に精神科医の岡田尊司先生の研究によれば、
 「過敏性」の傾向を持った人は「心の傷」を抱えてる人が
  抱えていない人の8倍存在する」

 「そして過去の境遇という要因よりも
  過敏か否か?が心の傷を引きずってしまう傾向に関与してる
  と考えられる」と述べておられます。

それでは、次回からはHSPの人で(広義の)「愛着障害」
生き辛さを感じている方の為に、そこから抜け出してゆくヒント
をお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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