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コラム/2022-01-05

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虐待・暴言は子供の脳を変形させてしまう

「子供への暴力・体罰」

「子供への(親・養育者・兄弟等による)性加害」

「子供の面前での父母の争い・DV」

「子供への暴言」

「育児放棄(ネグレクト)」


これらの行為は児童虐待防止法等によって、法律で禁止されています。

ただ、親御さんの中には
「これは、躾だし私もそうされて育ってきた」

とか
「他人の家庭の教育方針に口を出すな!」

とか
「うちの子は平気だし、これくらいだったら大丈夫」

等とお考えになっておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?


ところが、
最近の研究(ハーバード大学のタイチャー教授と福井大学の友田教授らの
共同研究)では、

これらの「マルトリートメント」(不適切な養育)によって
子供の脳が大きなダメージを受ける(実際に変形してしまう)
が明らかになってきました。


例えば
体罰によって子供の脳の「前頭前野」(主に思考や感情の制御に関わる部位)
が委縮する事が脳画像診断によって明らかになりました。

また、性被害父母の争い等の所謂面前DVを受けてしまった場合、
視覚野が委縮し、

更には、暴言を浴びせ続けられた子供は
聴覚野が肥大し、人との会話で余計な負荷がかかり、
人と関わる事を怖れるようになる場合も出て来たり、

上記の様な、様々な「マルトリートメント」によって
海馬が委縮し、学習能力や記憶力の低下を起こす可能性があるとの事です。


※複数の「マルトリートメント」を受けた子供の脳の傷つき方は
 より大きくなるそうです

 →例えば「両親の喧嘩・DV目撃」+「親からの暴言」の方が
「身体的な虐待」よりも脳がより傷つく、というのは驚きの研究結果
 だと感じます。


そして、この「脳の変形」が後に様々な”症状”を生み出してゆきます。


その事について、次回にお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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