コラム/2012-11-05
ありのままの自分を認めるには?(性格を変えたい方を例に②)
今回も前回に引き続き「もっと楽にありのままの自分を認める方法」を
「自分の性格を変えたくても変えられなくて」苦しんでおられる方を例にお
伝えしたいと思います。
まず最初にお伝えしたいのは「性格を変える」という事は私はあまりお勧め
は致しません。それは以下の2点からです。
理由①:性格を変えようとする事自体が、「今の自分の性格が嫌だ」という
自己否定から始まっている事が大半で、しかも「変えよう」、「変
えたい」という言葉からわかるように、意志=思考の力を使おうと
している。
⇒だから、その道は困難で苦しいものになってしまう。
=性格は”変える”、”変えよう”ではなくて「結果として変わっ
た」となる方が理想。
理由②:よく「長所と短所は裏・表」と言われるように、性格には二面性が
あり、自分ではどんなに嫌だと思っている性格にも「役立っていた
部分」があり、性格が変わってしまうとその「役立っていた部分」
まで無くなってしまう。
⇒例えば「私は、いつも物事をネガティブに捉えてしまい気にし過ぎ
る。この前も彼氏とのデートで、たまたま彼の好きな女性タレント
の話題が出て、その女性と比べてネガティブで容姿も劣ってる自分
が嫌になって”いつか捨てられるんじゃないか?”と考えてしまい
ずっと不安を抱えてる。こんな性格を変えたい」
という女性がいたとすれば、もしかすると、その「ネガティブで気
にし過ぎる」といった性格のお蔭で、彼女は「どうしたら彼に気に
入ってもらえるか?」と考え、”細やかな気配りができる”部分に
磨きをかけている女性かもしれません。
彼氏の方は「なんて、気の付く娘だろう。今時こんないい娘はいな
い。」と思っているかもしれません。
そうなると、彼女が仮に「ポジティブ」で「自信満々」な性格に変
わったら、彼氏は「最近は、彼女は変わってしまったなあ。余り、
気配りをしなくなったし・・・。前は自慢話なんてしなかったのに
なあ。」と思ってしまうかも知れません。
⇒これもリフレーミング(思考の枠組みを変える)の1種です。
ただ「そうは言っても、今の自分の性格だと苦しくてしょうがない。
何とかして欲しい!」という方もいらっしゃると思います。
そこで、次回からは「今の性格をありのままに認める為のリフレーミング
の方法」と、「性格が結果として変わる、或いはそれに囚われずに楽に生き
られる方法」をお伝えしてゆきたいと思います。
コメント