コラム/2013-01-06
何故、人を信じる事ができなくなるのか?
「人を信じたいけど、信じられなくて辛い」
「人間不信が強く、孤独になっていく自分が辛い」
→こういった孤独感や人とかかわりたくてもかかわれないジレンマは、社会的な
生き物である人間にとってはもしかすると一番辛い事かも知れませんね。
勿論誰かに裏切られたり、傷つけられたりして一時的に人間不信に陥られてる
人もいるでしょうが、もしその状態がずっと続いているのなら「自分自身を
信じる事ができない」という考え方が原因かも知れません。
「人は自分自身への扱い方と同じように人から扱われる」という言葉があります。
例えば自分を自分で「価値が無い」と思い込んで粗末に扱ってれば、他人からも
粗末に扱われ「ほらやっぱり自分には価値が無いんだ」と益々その確信を強める
という意味です。
ですからもし「自分の事を信じられない」という気持ちが少しでもあれば、
他人もあなたから見て「信用できない言動」をして「ほら、やっぱり他人なんか
信じちゃだめだ」と益々その確信を強めてしまいます。
→でも、その”思い込み”って本当に事実なんでしょうか?
この「自分の事が信じられない」という思い込みは、多くの場合子供時代に
親や周りの人の言葉を鵜呑みにして「自分を信じちゃいけない」と決めつけて
しまったからなんです。
例えば、母親がいつもあなたの事を疑って”信用してないよ”といったメッセージ
を出してたら「あ、そっか!自分は信用できないんだ。自分を信じちゃ
いけないんだ」と思い込んじゃう。
例えば、父親がいつも「お前はダメなやつだ!」というメッセージを与え続けたら
「私はダメな子だ」と思い込んで”自信”=自分を信じる力を失ってしまう。
でも、今のあなたは無力な子供ではなく色んな経験を積んで苦労をして
頑張ってきて子供の時と比べたら遥かに多くの知恵と力を身に付けていますよね?
そろそろ、その思い込みが本当に真実なのかを確かめてみませんか?
多くの悩み・苦しみは”思い込み”(主観的な想像)を”現実”(客観的な事実)
だと間違えちゃってるのが一つの原因です。
これを認知の歪み・ズレと言います。
そしてその”ズレ”を修正する自分への問いかけを以下に書きます。
①「自分が信じるに値しないダメな人間だというのが事実だとすれば、
その証拠になる客観的な事実は何だろう?」
→想像は置いといて、あくまで”事実”のみ書き出す。
自分だけで足りなければ、あなたの事をよくわかってくれてる人にも
聞いてみましょう。
②「逆に、自分が信じるに値する、マシな人間だというのが事実だとすれば、
その証拠になる客観的な事実は何だろう?」
→想像は置いといて、あくまで”事実”のみ書き出す。
自分だけで足りなければ、あなたの事をよくわかってくれてる人にも
聞いてみましょう。
③「(①、②の書き出した証拠を見比べて)今、自分の事を何%信じる事
ができるだろう? そしてそれを10%UPするには何をすればいいだろう?」
→いきなり10%UPの行動が難しければ1%UPの行動からやってみましょう!
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