コラム/2013-04-13
苦しいのなら逃げてもいいんです~DV,モラハラ夫,パワハラ上司,イジメ
◆「夫のDVとモラハラで困っています。どうしたらいいのでしょう?」
◆「上司のパワハラと同僚からのイジメに悩んでいます」
カウンセリングをさせて頂いてると、客観的に「逃げた方が良い」と思える場面
が少なからずあります。
勿論、何でもかんでも逃げる事をお勧めしてるわけではなく、ご本人の努力や
工夫次第で改善の余地がある場合もあります。
けれどもできるだけの努力をし、行き詰まっちゃってるのに、逃げずに
ひたすら耐え続けている人もいらっしゃいます。
確かに様々なご事情もあるでしょう。
「子供の為に別れられない」とか「経済的な理由で・・・。」とか、
「その職を失う事はできない・・・」等々。
でも、もしあなたが行き詰って苦しくて症状に出て来ていたり、
精神的に参ってしまってるのなら考えてみませんか?
→その状態が今後5年、10年続いたらあなたはどうなってしまいますか?
その答えがもし、命の危険や酷い状態になってる自分を想像させるものであれば
逃げる事も選択肢に入れてみてはどうでしょうか?
人間も動物も我が身や我が子が危険に晒された時には「戦う」か「逃げる」か
して命を守り安全を確保しますよね。
戦う事もせず逃げもしなければ、あっと言う間に我が身や我が子に命の危険
が及びます。
では、そんな状況なのに「逃げない事を選んでる」のは何故でしょう?
中には「逃げるのは卑怯だ」という社会通念に縛られてる人もいるかも
知れません。
でも、命あっての社会通念ですよね。
或いは「逃げちゃダメだ。どんな事も我慢しなきゃ。耐えなきゃ。
それができない自分は価値が無い」等といった”自分の信念”に縛られて
身動きできない人もいるでしょう。
僕は別にその”信念”を否定する気はありませんが、何事にも例外が
ありますよね?
例えば、あなたは何の為に「逃げちゃだめだ」という信念を持っている
のでしょう?
→恐らく自分の価値やプライドを無くさない為に、とか逃げたらこの先
もっと恐ろしい事になるかも知れないという不安や恐怖からでは無いでし
ょうか?
でも、どうでしょう。未来を少し想像してみませんか?
もし今の状態が続いたとしての5年後、10年後の未来と
逃げたとしてもその後ご自分の忍耐強さや我慢強さを発揮した5年後、10年後
の未来を。
もし、逃げた場合の未来の方が少しでもマシと感じたならば、
今回は”例外的なケース”として、可能性のある方に賭けませんか?
そうして「今回は特別な例外だから逃げてもいいよ!」と自分に許可を与えて
みませんか?
えっ?お金や子供の事はどうなるんだ!って?
いやいや、そんな酷い状況を我慢して耐えてきたあなたならきっと何とかする
んじゃないのかな?(無責任ですが(笑))
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