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コラム/2013-05-20

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拒食症と低体重の危険

最近、いわゆる拒食症(神経性無食欲症)の方のご相談が何件か続きました。

拒食症も過食症と同様に、無意識の力が働いてパターン化してしまってるので
意志の力で止めようと思っても非常に難しいものです。

(頭=意志では)わかっちゃいるけど」、「(無意識は)止められない」
という状態です。

ですから、まず「自分の意志が弱いからだ」とか「意志の弱い娘だ」等と
絶対に責めないで下さい。

ただ「どんな手段を使ってでも治そう」という意志だけは本人も家族の方も
持って頂きたいと思います。

何故ならば、拒食症はカーペンターズのカレンさんの例の通り、死に結びつき
やすいからです。(拒食症の死亡率は7~10%と言われています)

拒食症によって、低体重が進むと、栄養失調状態になり、様々な臓器への
負担免疫力低下による合併症を発症し易くなります。

一般に「低体重」とは、BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)が
18.5未満の場合です。(例:155㎝、40㎏の人はBMI=16.6となります)

BMIがもっと下がって来たり、心身に症状が出てきた場合はまずは、入院治療
をされた方が良いと思います。

入院施設のある病院を探してみて下さい。(例えば大阪だと、大阪市大医学部
付属病院等)

まずは何はさておき、命を守る事が大切です。

そしてもしカウンセリングを受けるのであれば、体力が回復してから
「無意識のパターン」を崩す為の援助をしてくれるカウンセラー
(うちでも他でも)を探された方が良いでしょう。



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