コラム/2013-11-05
うつや〇〇障害に襲われた人へ~頑張る方向性を変える
うつや〇〇障害に襲われた人の殆どが僕の経験上、
「自分に厳しく他人に優しい頑張り屋の人」と言えると思います。
一般的には、例えば「うつ」に襲われた人に、周囲の人が
「頑張れ」と言うのは禁句だと言われています。
何故ならうつに襲われた人の多くが、しんどくても無理して頑張って来て、
もうこれ以上頑張れない自分を責めてしまってるのに、それに輪を掛けて
”頑張れ”と言うと更に追い詰めてしまうからです。
では「もう、頑張らなくてもいいよ」と言えばいいのでしょうか?
確かに、その言葉で救われる人もいるでしょう。
ただ、「頑張らなくてもいい」と言われたら「やっぱり私は同情される程ダメに
なったんだ」とか「頑張らないと、もっと恐ろしい事になるのでは?」と、
「頑張る事を止められない」人もいるでしょう。
そういう人には僕は「頑張れ!」と励まします。
但し、うつや〇〇障害から自分を取り戻す方向で頑張れ!と助言します。
先日いらっしゃった「うつ」に襲われた人は、
僕が「では、うつから自分を取り戻す為に、頑張る方向性を変えるとしたら、
何を頑張ったらいいと思いますか?」とご質問した時に「休む事を頑張ります」
とお答えになりました。
僕も「では、全力で頑張って休んで下さい。決して仕事へ行きたいという誘惑に
負けない様に!」と賛同しました。
勿論「どんなに辛くても頑張らなければいけない」という”信念”を変えて行く
お手伝いをする場合もありますが、逆にその”信念”を利用して方向性を変えてゆく
お手伝いをした方が早い場合もあります。
もしあなたが、同じ様に「頑張らなきゃ」という信念の為に苦しんのであれば
「今のしんどさから抜け出す為に頑張るところを変えるとしたら、
何を頑張りますか?」
ー それを考えてみるのもいいと思います。
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