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コラム/2013-12-13

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抗うつ薬が効かないのは?~「内因性うつ」と「心因性うつ」

うちのルームにも心療内科で「うつ病」と診断されて長年薬を服薬しても
よくならない、という方が数多く来られます。

本来、うつは大きく分けると
「内因性うつ」=脳の神経伝達機能の低下(原因は特定できない)と
「心因性うつ」=ストレスやトラウマ等によるものに分けられます。
(※「外因性うつ」=脳疾患や怪我等身体が原因のものもありますが)

そして、かつては「内因性うつ」を”うつ病”「心因性うつ」を「抑うつ神経症」
と呼んでいました。

それが、今はアメリカの精神医学会の基準が採用され、診断基準を満たすものは
すべてひっくるめて「うつ病(性障害)」される様になりました。

勿論、薬で効果があって日常生活に支障をきたさないのであれば、
薬を続けられるのがいいと思います。

ただ、長年薬を服用し続けても改善しない、医者や薬を変えてもよくならない
のであれば、薬以外の方法もお考えになられた方が良いかも知れません。

例えば「心因性のうつ」の場合は、ストレスやトラウマ等から発生している
と考えられますので、そのストレス因を取り除いたり、葛藤やトラウマを解消
しない限りは、薬で一時的にセロトニンやノルアドレナリンの伝達を改善した
としても、すぐにストレス状態に戻ってしまい”落ち込み”に襲われます

譬えて言うと、薬でアクセルを踏んで泥沼から抜け出そうとしても、
その度にストレスがブレーキを踏む状態です。

そんな事を繰り返せば、いつまで経っても泥沼から抜け出せないですよね?

そうした場合に有効な手段の一つが心理療法です。

心理療法によって「ストレス因を取り除く」(環境を変える行動が取れる
様になったり、感じ方を変える為に、考え方や受け取り方を変えるお手伝いをします)
「心の葛藤状態や自責の念を解消・緩和する」「トラウマの解消を行う」
等のお手伝いを差し上げる事ができます。

もし、あなたやあなたの身の廻りの方で、思い当たる方がいらっしゃれば
お気軽にお問い合わせ下さい。



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