コラム/2014-01-08
恋愛依存症(?)や見捨てられ不安に襲われてる人へ
「彼から見捨てられるのが恐くて何度も電話やメールをしてしまったり、彼の携帯を
チェックしたり、彼が冷たくなったと感じたら”死ぬ”と口走ってしまったりする」
「親友に嫌われないかを極端に気にしてしまってしんどくなってる」
所謂「恋愛依存症」等で見捨てられる、離れていってしまう事への不安や恐怖
に襲われて行き詰ってしまっている人達もしばしばうちに相談に来られます。
そしてこの「見捨てられ不安」は「どうでもいい相手」には殆ど起こらない
でしょう。
或いはたとえ大好きな彼であっても、出張や用事等で「そばにいられない、
会えない事が納得できる状況」では不安が少なくなる人もいらっしゃいます。
大好きな彼や親友が「会えるはずなのに会ってくれない」、
「メールや電話する時間があるはずなのに連絡してくれない」という状況が
一番苦しいのではないでしょうか?
つまり、はなからどうでもいい人や傍にいない人なら執着はないけれど、
そばにいるのに大好きな人なのに相手をしてくれない、かまってくれない、
甘えさせてくれない人」に執着して依存してしまう訳です。
そしてこの「そばにいて大好きなのに、あなたの期待に応えてくれなかった
最初の人は誰でしょうか?」
→多くの方が親(特にお母さんが多い)と仰います。
もしあなたも思い当たる部分があるのであれば「親への執着」や「親への心残り」
を完了させる事が役に立つと思います。
(※もっとも、表面上は「親の事は諦めているので、何ともありません」と仰る方が
中にはいらっしゃいます。ただ、いくつになっても子供時代の親からの愛情は
中々諦める事は難しいでしょう。)
もしあなたが「私もそうかも・・・」と思えるのなら、親への”心残り”を
完了させる事が必要なのかも知れません。
勿論、カウンセリングにいらっしゃるのが一番間違いのない方法ですが、
もしご自分でなさるのであれば、以下の方法があります。
<親への”心残り”を完了させる方法>
①父母のうち”心残り”が強い方の親を選ぶ
②その親に「本当はわかってもらいたかった気持ち」、
「本当はして欲しかった事、言ってもらいたかった事」、
「本当はしたかった事、言いたかった事」を思い浮かべて
親の顔をイメージしながら
自分の年代順(幼稚園まで、小学校、中学校、高校、それ以降)
に毎日少しずつ書き出してゆきます。
③”心残り”を書き出す度に「今、私はそんな親を許せる?許せない?」
と自問して行きます。
④「許せる」という気持ちが強くなった時に
「私はお母(父)さんを許しました。お母さんも私を許しました。
有難うございました」と書き出します。
⑤それを親の顔を思い浮かべながら、”心の引っ掛かり”が無くなるまで
毎日読みます。
(※虐待等を受けて来られてどうしても親を許せない人は許さなくいいですので、
「④」、「⑤」の部分を「私はお母(父)さんと関係なく幸せになりました。
お母さんも私と関係なく幸せになりました。有難うございました」という言葉に
変えた方がいいと思います。)
コメント
- こんにちは
興味深く読ませていただいています
虐待は受けていないのに「今、私はそんな親を許せる?許せない?」と何度自問じても「許せない」という気持ちが強い場合はどうしたらいいのでしょうか -- みかん 2015-02-13 (金) 10:46:45