コラム/2014-02-07
人間関係でいつも同じ失敗を繰り返す人へ~相手を助ける人
人間関係でいつも同じパターンを繰り返して苦しくなってる人の中には、
相手と自分の問題の区別がつかなくなってしまっている人が多いと思います。
例えば、自己犠牲的に「相手を助けようとする人」を例にお書きしたいと思います。
「夫や子供、彼氏や親友を助けたい!・・・。」けど、中々うまく行かず
行き詰まっている人もいらっしゃいます。
「他人を助けたい」気持ちは人間としてとても素敵な気持ちだと思います。
けれども、それが為に自分自身がしんどくなってるのであれば、
考え方を変える必要があるのかも知れません。
しかも元彼や前彼、今の彼・・・。或いは職場や友人との人間関係で
同じ事を繰り返してしまい躓いてしてしまう・・。
例えば「親友が精神的に追い詰められて、私も気が気ではなく、
色々相談に乗ってますが、どうやって助けてあげたらいいのか?・・・
本当に困ってしまい仕事も手に付きません」
とか、
「彼氏は本当は優しい人なのに、誰からも理解して貰えず私に辛く当たって来ます。
だから私がちゃんと受け止めてあげて、彼を立ち直らせたいんです」等という場合。
→彼は辛い人生を送って来た。でも普段は優しくしてくれる。そんな彼を理解しよう
として、あなたに対して怒りをぶつけてくる彼を受け止め、支え続ける・・・。
もしかすると彼は子供時代に自分の気持ちをわかってくれなかった親に対して
”怒り”を持ち続けて来たのかも知れない。
そして同時に「僕の気持ちをわかってよ」という親への満たされない想いがある
のかも知れない。
そして「僕の気持ちをなぜわかってくれないの?淋しいよ!悲しいよ!腹が立つよ!」
と、その想いを親へぶつける代わりにあなたにぶつけて来てるのかも知れない。
そしてあなたは子供時代に苦労してるお母さんを支え続けて
自分の気持ちより他人の気持ちを優先する人になったのかも知れない。
「私がお母さんを支えなきゃ!助けてあげなくちゃ!私が理解してあげなくちゃ!
甘えたい気持ちやわかって欲しい気持ちなんて後回しにしなくちゃ・・・」
もしそうなら、彼氏は親に対する満たされない思いや怒りを代わりにあなたに
ぶつけ続け、あなたは母に対してして来た様に、自分より相手(彼氏)を優先し
相手を支えよう・助けようとし、自分の事を後回しにし続けてやがて苦しくなる・・。
これはあくまで譬え話ですが、子供時代の親との関係性をそのまま
(無意識のうちに)今の人間関係に持ち込んでしまい苦しんでる方も多いです。
付き合う彼がみんな暴力を振るう男性であったり、何かの依存に取りつかれてる、
或いはダメ男ばかり、という女性もいます。
(※逆に彼氏に異常に嫉妬してしまったり、依存してしまう人もいます)
そしてそれは運命ではなく、(子供時代に)自分の満たされなかった想いを
満たしてくれる相手を無意識的に求めてる男女が「ビビビ」と来ちゃって、
お互いにピッタリはまり込むからだと思います。
言ってみれば相手の問題にあなたが巻き込まれてしまってる状態です。
(※彼もあなたの問題に巻き込まれてるとも言えるでしょう)
では、どうすればそこから脱出できるのでしょうか?
→まず「彼が暴力を振るう、依存的だ」等といった事は、彼自身で解決すべき問題で
彼自身が自分の満たされない想いに気づき、満たそうとしなければ解消できません。
つまりあなたの問題ではない訳です。
ですからそれをおなたが抱え込まず、嫌なら逃げたり離れたりする事も有効
だと思います。
でも、それができないから泥沼にはまる訳ですよね?
では、何故できないのでしょうか?
→それはあなた自身の(子供時代の)満たされない想いを解消できていないからだと
思います。
では、どうすればいいのでしょうか?
→まず「これはあなたの問題、私の問題ではありません。私はあなたの問題を
背負いません。そしてあなたに私の問題を背負わせるのをやめます」
と、彼の顔を見ながら心の中で宣言してみませんか?
そして、彼との心の境界線を引いてみませんか?
→独りの時間にあなたの向かい側に椅子を置いて、その上に彼が座ってるとイメージ
して「あなたの問題はここまで」、と彼の椅子の前にイメージで線を引き、
「私の問題はここまで」と自分の側にも線を引きます。
そうして、二度と彼の問題まで巻き込まれて背負わされない様に、
二人の間にバリアや壁・フェンス等を築くイメージをします。
(※同時にあなたの問題を彼に背負わさない様に)
そうして、改めて自分自身の問題(満たされない想い)について考えてみる
のもいいでしょう。
子供時代は譬えどんなに辛くても、その家族から抜け出す事はできなかったので
親の問題に巻き込まれると逃れる術がなかったはずです。
でも今のあなたは、巻き込まれる事も、巻きもまれるのはご免だ!と逃れる事も
自由に選択できるんです。
そして、もしあなたが「”自分”の満たされない想い」に気付かれて
その解消の為の援助が必要な時には、いつでもお気軽にご連絡下さい。
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