コラム/2014-10-06
ペットに依存したりペットロスから立ち直れない人へ
「愛する犬が亡くなってから3年以上経つのに立ち直れない」
「可愛い飼い猫が年老いて来て、
猫を喪ってしまう事を考えると不安で仕方がない」
愛するワンちゃんや猫ちゃんを喪う事や喪う不安は
ペット達を愛する気持ちが強ければ強い程苦しいものになると思います。
ペットロスの苦しみに見舞われてる方には愛する人を喪った方と同様に「喪の作業」
(悲しみを感じ切る
→心残りを吐き出して頂く
→ペットを忘れるのではなく、
自分の人生の中でどう生かし続けるか?を考えて頂く)等を行って頂きます。
特に「自分の苦しみをペットだけが理解してくれていた」と感じる方や
「ペットだけが自分の心の支えだった」「ペットが自分を癒してくれた。
救ってくれた」と感じる方は、彼・彼女を喪ったら、うつの様な「悲嘆反応」が
出ても当然だと思います。
ただ、ペットに余りにも依存しているとか甘えきってる、頼り切ってると感じる方は
その執着の深さ故に、中々立ち直る事が難しいかも知れません。
もしあなたが「私もペットを喪ったら、そうなっちゃうかも・・・」とか
「確かにペットに依存し過ぎてるかも・・・」と思われるのなら、
まず自分の「本当の気持ち」を見つめてみるのがいいかも知れません。
本当の気持ち
ー それは例えば「私、本当は淋しいんだ」とか「私、本当は甘えたいんだ」等。
でも、もしかするとあなたは
「(本当は淋しいけど)淋しくなんてないもん!」とか
「(本当は甘えたいけど)甘えちゃいけない!」と本当の気持ちに蓋をして
強がってきたのかも知れない。
もしそうなら「私は淋しいんだ。淋しがり屋なんだ」とか
「私は甘えたいんだ。甘えん坊なんだ」とまず自分に呟いてみて、
本当の気持ちを認めてあげませんか?
そして、その淋しい気持ちを本当は誰にわかって欲しかったですか?
その甘えたい気持ちを本当は誰にぶつけたかったですか?
その「本当にぶつけたかった相手」に思い切って言ってみませんか?
もし”その人”がもう会えない人であれば、その人を思い浮かべて
その言葉を口に出してみてもいいでしょう。
その人はわかってくれそうですか?
わかってくれそうもなければ、諦めて今の人間関係の中で、
誰ならわかってくれそうですか?(彼?旦那?親・兄弟?親友?・・・)
でも、もしあなたの周りに今はそんな人がいないのであれば、作っていきませんか?
ー「自分の本当の気持ち」を言える人を。
勿論拒絶する人もいるでしょうし、とても勇気が必要でしょう。
でも少しずつ「淋しいサイン」を出してみたり、ほんの少し甘えてみたり・・・。
それを受け止めてくれる人をあなたの周りに増やしていきませんか?
そうすれば、それはペットへの過剰な依存やペットロスの悲しみを
和らげるのに役に立つと思います。
※もし難しい様でしたら、お気軽にご連絡を下さい。
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