コラム/2014-11-22
夫の依存症で悩んでいる人へ
「主人がアルコール依存で働かず家計が火の車です」
「夫がギャンブルで借金を抱えています。どうしたらいいのでしょうか?」
「旦那の浮気癖が何度言っても治らず、私だけ淋しく辛い思いをしています」
お酒、パチンコ、競馬、ネット、携帯、恋愛、薬物、過食、買い物、仕事・・・。
誰でも多かれ少なかれ依存に取りつかれる事はあると思います。
ただ、それが為に妻(夫)や子が苦しんで家庭崩壊の危機に陥っているご家族
もいらっしゃいます。
それでも、優しく家族思いの奥さんは諦めず(離婚せず)、家事、育児、パートを
こなしながら、夫を何とか立ち直らせようとして、一生懸命孤軍奮闘されておられる。
そうした場合のお手伝いとすれば、依存に取りつかれたご主人がもし
「何とかしたい!」と前向きであれば、彼に取りついた「依存症」に
ご夫婦で対抗してゆく為のアドバイスやお手伝いを差し上げる事ができます。
多くの場合、子供時代の満たされない想いを抱えながらも表面上は(意識では)
それを諦めたと思っていても心の底(無意識)がそれを求め続けていた場合は
心に穴が空いたままです。
そうした人めがけて「酒を飲め、パチンコしろ!そうすれば、その穴が塞がるぞ!」
と「依存症」が囁きかけて来る訳です。
そして、その囁きに乗っかって「酒を飲めば、パチンコすれば満たされるんだ!」
と衝動に突き動かされる様に依存症の道ををまっしぐらに突き進んでしまいます。
譬えて言うと、インフルエンザウィルスに感染し、免疫機能とのせめぎ合いで
熱や症状が出るのと同じ様なものです。
熱や症状を意志の力で抑える事はできません。
ですから「依存症というウィルス」みたいなものに感染すると、
意志の力では抑える事は非常に難しいものです。
ですから「意志が弱い」とか「何てダメな人」等とご主人を責めても仕方がない
と思います。
そういった場合は、ご夫婦で協力して頂いてご主人に取りついた「依存症ウイルス」
の弱点を割り出して、ワクチンを作って頂く為のカウンセリングをさせて頂きます。
所が、旦那さん自身が困ってなくてその為に前向きではない場合は、
奥さん一人で「依存ウィルス」に対抗して頂く事になります。
うちのルームにも、奥さんお一人で来談されるケースもよくありますが、
かなりの確率で奥さん自身も「自己犠牲ウィルス」や「他人を助けろウィルス」に
感染してらっしゃる場合が多いです。
どういう事かと言うと、子供時代に親に甘えずに逆に親を助けたり支え続けて
来られた場合等に「ウィルス」に感染し、
「お前は他人を助けて初めて価値が出るんだ!」とか
「お前を他人を見捨てるのか?なんて冷淡な人間だ!」とか
「甘えるんじゃない!お前さえ我慢すればいいんだ!」等と
「ウィルス」が囁いて、八方塞がりに持って行こうとします。
しかも、ウィルスに感染してる訳ですから、周囲が「早く別れなさい」とか
「何で旦那にきつく言わないのよ!実力行使しなさいよ」と言われてもできない。
(「ウィルス」には意志の力では勝てないですから)
その様な場合は、奥さんに取りついた「自己犠牲・他人を助けろウィルス」に
対抗する策を一緒に考えて行ったり、ワクチンを共同で開発していきます。
そして、奥さんに取りついたウィルスの力を弱めていけばいく程、
ご主人のウィルスも弱っていく事が殆どです。
何故なら、お二人に取りついた2つのウィルスは協力してお二人を苦しめてる
事が殆どだからです。
つまりご夫婦で来られた場合はご主人に取りついた「依存ウィルス」と
奥さんに取りついた「自己犠牲・他人を助けろウィルス」に対抗してゆく
カウンセリングができます。
また奥さんお一人でお見えになっても「自己犠牲・他人を助けろウィルス」
に対抗するワクチンを一緒に作ってゆく事ができます。
必要な方は、一緒にワクチンを作っていきませんか?
コメント