コラム/2020-10-26
ワガママを我慢してる人へ⑥
<前回からの続き>
前回の記事で
<無理な我慢から脱却する方法>の一つ目として、
①自分が今言おう(しよう)としている事が
「OKなワガママ」なのか?「NGなワガママなのか?」
をじっくりと考えてみる
という事についてお書きしました。
今回は、
その続きである「②」と「③」をお書きします。
②相手の主張が「OKなワガママ」なのか?「NGなワガママなのか?」
をじっくりと考えてみる
→「相手のその主張によって、私の自由や権利が奪われていないだろうか?」
と自分に問いかけてみましょう。
そして、もしその答えが「NO」なら、
相手のその主張は「NGなワガママ」と言えるでしょう。
例:(先程の会食に行く場面)
あなた 「実は私、今胃の調子が良くなくって・・・。
イタリアンは正直きついので、和食にしてもらえたら
助かるんだけど・・・?」(OKなワガママ)
同僚A子「え?!それくらい我慢しなさいよ!折角B子が
いい店知ってるって言ってるのに。空気読んでよ!」
→このA子の発言は、あなたの権利と自由を奪うものですので
「NGなワガママ」と言えるでしょう。
③自分が今しようとしてる事が「NGな我慢」なのか?
「OKな我慢なのか?」を考えて、
できる限り「NGな我慢」をしない方向へ持ってゆく
→「できるだけ(「①」~「⑤」の条件を満たす)”OKな我慢”
に持ってゆくには、どんな妥協案を考えたらいいのか?」
と自分に問いかけてみましょう。
例:(先程の会食に行く場面の続き)
あなた(どうしよう・・・?この雰囲気の中で
それでも和食がいい、とは言えないなあ~。
かと言ってイタリアンはきついし・・・
ただ、気の合うC子とはお話したいし・・・
そうだ!「じゃあ、私もイタリアンでいいよ。
ただ、脂っこいメインとかは食べられないし、
ワインも余り飲めないと思うから、
割り勘の金額を少し少なくしてもらってもいい?」
と言って、気の合うC子の隣に陣取っちゃおう!)
→これを主張したとすれば「OKなワガママ」と言えるでしょう。
そして、「OKな我慢」の「①」~「⑤」を満たしますので、
そこまで辛くならないと思います。
但し、
「今回の会食は遠慮しておくわ」と言う事も「OKなワガママ」
ですし、
相手が「NGなワガママ」を繰り出し続けて、あなたに「NGな我慢」
を強いる事が続くのであれば、その相手と距離を取る事も
「OKなワガママ」と言えるでしょう。
理想としては、「OKなワガママ」(自己主張)のみをお互いに続けて
お互いが「NGな我慢」をしないで済む妥協案を見つけたり、
或いは一方だけが「NGな我慢」をし続けなくて済む様な
コミュニケーションの仕方
(例「この前は私が我慢したから、今度はあなたが我慢してね」等)
を意識する事が大切だと思います。
以上、ワガママを我慢してる人へ向けて、
<無理な我慢から脱却する方法>をお書きしてきましたが、
相手との力関係(親子、配偶者、上司と部下、顧客、先輩後輩、コーチと選手)
などの関係性によって微妙な問題もあると思いますので、
お一人での解決が難しければ、お気軽にご連絡下さい。
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