コラム/2021-02-19
HSPの人が抑うつを防ぐヒント
<前回からの続き>
抑うつ症状が、HSPの気質が関係していると思われる場合は、
それを防いでゆく必要があります。
以下にそのヒントをお書きしたいと思います。
※以前のコラムでご紹介した方法については
詳細は省略させて頂きますので、ご了承下さい。
<HSPの人が抑うつを防ぐヒント>
①時間の構造化を図る(スケジュールをきちんと立てる)
→例:「〇時から△時まで仕事(授業)に集中して、
休憩時間の10分間トイレに籠って好きな音楽を聴く」
「〇時には仕事を終えて、△時からは家で好きな映画を観る」
「休日は仕事から離れて、ショッピング(趣味)を楽しむ」
等々。
=秘訣は、「刺激を遮断する時間」と「ワクワクする刺激を得る時間」
を確保できる様なスケジュールを組むことです。
②自分のフォルダーやファイルの整理
→特に「愛着の問題」や「心の傷」があるHSPの人は
(以前もお書きした様に)「自分」や「相手」や「世の中」に対する記憶
やそこから導き出されたネガティブな結論が保存されたフォルダー
やファイルを作ってしまっている事が多いと思います。
(例「相手の感情」フォルダーの中の「相手の怒りファイル」に
「自分が相手を怒らせた記憶」が沢山入ってしまっている、等)
そしてそのファイルを開き、そこに入っている記憶を参照し続けるから
導き出される感情(例えば罪悪感や自己否定等)もいつも決まっていて
ネガティブ感情から抜け出せなくなって
結果的に落ち込みや抑うつに繋がってゆくと考えられます。
=だとすれば、フォルダーやファイルとそこに入ってる記憶や結論を
書き出してみて、ポジティブなファイル(少なくともネガティブでないもの)
や記憶・結論も書き加えてゆき、そちら側も参照できる様にする
必要があると思います。
(「××に違いない!」→「××かもしれないけど〇〇かもしれない」と
いう風に、黒に白も加えてグレーにもってゆければ辛さは半減する筈です)
それでは次回は
HSPの人が陥り易い(陥る可能性のある)不安障害について
お書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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