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コラム/2021-03-24

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HSPの悩み解消:人が多くても喋られる様になるには?

<前回からの続き>

今回は、前掲②のケース

「グループ(職場・会社・集まり)の中では、
  喋れなくなってしまいます」

というお悩みに対して、その解消のヒントをお書きします。

<人が多くても喋られる様になるには?>

①ネガティブファイルを整理し直す


→こういったお悩みを抱えている方は「私が喋った時の相手の反応」
 というファイルにはネガティブな記憶が沢山書き込まれてると思われます。

 だとすれば相手がポジティブな反応を示した場面をなるべく沢山思い出し、
 その記憶を収めるポジティブファイルも作りそこに書き加えてゆきましょう

 (※ポジティブファイルの作り方は以前お書きしました)

②シールディングで相手の望まない感情をブロックする


→以前”メカニズム”の部分でお書きした通り、ジュディス・オルロフ博士は
(HSPとほぼ同義と考えられる)エンパスの人について

 「エンパスとは、周り(他人)のエネルギー(感情・苦痛・感覚)
 をすべて取り込んでしまう」と仰っています。

そこで、博士がそれを防御する方法としてお書きになっておられる
「シールディング」を少しアレンジして行ってみるのも良いと思います。


(1)目を瞑り深呼吸して、今迄に自分が周りを気にせずにリラックスして、
 或いは熱を込めて話ができた場面をできるだけ沢山思い出します


(2)その中の最も印象にのこってる一つの場面を思い出し、
「何故その場面に限って自分の思いを語れたのか?」を考えてみます・・・

「相手を元気づけようと必死だったから?」

「笑顔の相手にリラックスできていたから?」

「どうしても伝えたい思いがあったから?」等々


(3)その場面をありありと思い浮かべると、その時の感情が出てくる
 と思います。

 そして、「この感情は体のどこにあるのかな?」「・・・胸の辺り」
 →「それに色がついてるとすればどんな色かな?」「・・・淡いピンク」

 といった様に出てきた感情が現れる体の部分を探りそこに集中し、
 色を感じてみます

 そして、聞いてくれた相手を思い浮かべながらその部分に向かって
「聞いてくれて有難う」と心の中で呟きます


(4)次に、その色が広がってゆき全身を包んでゆくイメージをします

 この光の層は数センチあり、あなたを守るシールドであなたが望まない感情
 やストレス、毒、侵害してくるものから守っていると意識しましょう

 そしてこのシールドに守られてる限りは、心身共に落ち着きハッピーで
 エネルギーに満ちている。望まない感情はブロックされてるが、
 ポジティブなものや愛は沢山流れ込んでくると意識します


(5)そしてそれができたら「守ってくれて有難う」と心の中で言いながら、
 掌で最初にその感情を感じた体の部分を「トントン」と軽く2回叩きます


(6)深呼吸して目をゆっくりと開けます


(7)それとよく似た感情が出てきた他の場面でも同じ事を繰り返し、
 それを日々行いましょう


(8)実際に皆の前で話す場面が近づいてきて不安な時や話す直前に
 深呼吸して「トントン」をして、そのシールドを意識しましょう

③自分が喋る相手を選ぶ


「みんなの為に喋ろう」とか「みんなが喜んでくれる様に」
等と考えてしまうと、
持ち前の高性能センサーが”刺激過多”になって壊れてしまうでしょう

ですから、「②」で思い出した場面と同じ様な感情の人を見つけて
その人だけに話すように意識するのが良いと思います

(例):「あの時はA子が落ち込んでると感じたから、
    元気づけようと必死で喋った」

   →持ち前の感度の鋭さ(S)を使い”みんな”の中の”落ち込んでそうな人”
    を探して、A子さんにしたのと同じような気持ちでその人だけに
    集中して喋る

    (※事前にある程度の台本を準備しておいてもいいかも知れません)

④シールディングを強化する


その日うまく喋れたら、その日の場面を思い出して「②」の手順に沿って
シールディングを行います

それでは次回は、「③」のケースの「HSPの人の二度見知り解消のヒント」
をお書きたいと思います。

<次回へ続く>   



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