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コラム/2021-03-26

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HSPの悩み解消:二度見知りを解消するには?

<前回からの続き>

今回は前掲のケース:
「初対面の時は割と話せるのに、会う回数が増えてゆくと
 次第に話せなくなってしまう・・・私って”二度見知り”?」

というお悩みに対して、その解消のヒントをお書きします。

<二度見知りを解消するには?>

①相手の立場に立って考える


(1)特に「あの人から嫌われたくない」とか「あの人から良く思われたい、
 馬鹿にされたくない」と思える様な”今、気になる相手”
 一人思い浮かべましょう。

(2)その人はどんな考え方・感じ方をする人で、
 どんな性格でどういった表情や姿勢・仕草をよくする人でしょうか?
 どんな声でどういった話し方をするのでしょうか?

(3)自分の姿を鏡(姿見)に映して、鏡の姿を見てる自分側は
 ”その人の体にすっぽり入って、”その人の脳みそ・ハート”、
 ”その人の目・耳・鼻・口”をできるだけ忠実に再現して、
 その人に成りきりましょう

(4)その人に成り切って、鏡の向こうの自分をよく観察してみましょう。

 鏡の向こうの自分は「こんなつまらない自分がばれたら、きっと嫌われる」
とか「うまく話ができないと馬鹿にされる」等と戦々恐々としているせいか
二度、三度と会ううちに段々言葉少なになってよそよそしくなってきます。

その人に成り切った自分側としては、
鏡の向こうのそんな自分の事をどう思いますか?

(5)気づいた事や感じた事をメモしましょう。




②自分や相手を客観視する


(1)ぬいぐるみか指人形2つ用意します。

(2)そのうちの1つは自分と全く同じ気質・性格・考え方の
  我が子や弟妹、後輩、ペット等の愛しい存在だとします。

  もう1つは今自分が気になる人だとします。

(3)2つのぬいぐるみを手に持ち、向かい合わせて
 実際の会話のやり取りをしてみましょう。

 但し、各々の考えてる事や気持ち等も声に出してみましょう。

(4)ぬいぐるみのやり取りを観察して、どう感じましたか?

(5)気づいた事や感じた事をメモしましょう。




③相手と会ってる時に相手のポジティブな反応に目を向ける


(1)どんな時に相手が笑顔になったり、自分に好意や興味を持ったと感じたか?
 を観察します。

例:「私が好きな映画の話をしている時には興味深く聞いてくれた」

  「共通の趣味のゲームの話題の時はテンションが上がっていた」

  「相手の人が飼ってるペットの話をする時は凄く嬉しそうに話してた」
等々。

(2)「(1)」で得た情報を基に相手がポジティブでいる時間を増やす工夫をする。

 (※HSPの人は相手がポジティブな感情なら、その影響を受けて自分も
   ポジティブな感情になるでしょう)




(それでも)相手のネガティブな反応を拾ってしまったら、
 その意味を考え直す


(1)相手がもし急に真顔になったり、つまんなさそうに見えたり、
 機嫌悪そうに見える瞬間を拾ってしまったら、

 お家に帰ってから場面毎に「何故あの時相手がそんな反応をしたか?」
 の思いつく理由を紙の左半分に書いてみましょう。

 例:「私が好きなジャニーズの話をした時、相手が一瞬暗い表情になった」

   「きっとあんたみたいな可愛くない子があの人を好きなんて生意気よ」
   と思ったんじゃないのかな?(紙の左側に書く=”黒”のファイル)

(2)次に上の「①」をやってみて、相手側からの視点でそれとは違う理由を
 (できるだけ沢山)紙の右半分に書いてみましょう。

 例:「え~だって私はあの子は推しメンじゃないし・・・」等々。
   (紙の右側に書く=”白”のファイル)

(3)そして上の「②」をやってみて第三者の視点を紙の真ん中下辺りに
 書きましょう。

 例:「確かに、同担拒否の嫉妬から”あんたみたいな子が・・・”
    と思ったかも知れないけど、もしそうだったとしても
    そんな事を表に出す人かなあ?

    可能性としては、単に推しメンではなかったからという理由
    の方が当てはまるかも知れないなあ・・・

    でもいずれにしても、その話題はしない方がいいだろうな」
    (紙の真ん中下に書く=グレーのファイル

(4)過去の同様の(嫌われたと感じた、相手がつまんなさそうにしていた等の)
 場面を思い出し、同様に”白”と”グレー”のファイルを作ってゆきましょう。




⑤会話の中から、相手が興味・関心を持ってるものと共通の話題
 になるものを把握する

相手の興味・関心がわかればその話題を振ってゆきましょう。
 相手自身が興味・関心がある訳ですから、多弁に喋ってくれるでしょう。

 もし自分が全然知らない分野であれば、相手に興味を持って知らない事を
 教えてもらう”聞き役”というスタンスに徹するのも良いと思います。

 何故なら、相手にすれば”自分に興味を持ってくれる人”には好意を持ち易い
 ですし、それを聞いてくれる人がいれば心地よさを感じる筈ですから。

 また共通の話題が見つかれば、相手と会う前に、それに纏わるネタを
 一つ二つ用意をしておいて、後は聞き役に徹してみるのが良いと思います。
 (自分も興味がある訳ですから、素晴らしい相槌が打てると思います)

  

それでは次回は、
「④」のケースの仕事が続かない等の「HSPの打たれ弱さ克服のヒント」
をお書きたいと思います。

<次回へ続く> 



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