コラム/2021-05-12
劣等感は遺伝子に組み込まれている?
「あの娘は、いつも明るくてみんなの人気者だ・・・
それに比べて私はネガティブでいつも独りぼっち・・・
本当はみんなと仲良くしたいのになあ~・・・。」
「同僚のA子は仕事ができて、いつも上司に褒められてる。
それに比べて私は、またミスしちゃって怒られた・・・
私なんて何やってもダメな人間なんだろうなあ~・・・。」
「友人のB子は綺麗でスタイルが良くて、
男の子達にもいつもちやほやされてる・・・
それに比べて私は綺麗じゃないし、スタイルも良くなくて
性格もひねくれてきて、男子からも相手にされない・・・
あ~何でこんな不公平に生まれて来たんだろう?・・・。」
多くの方(もしかしたら動物も?)が多かれ少なかれ、他人と比べて
自分(のある部分)が劣ってる、といった所謂「劣等感」を持っておられる
と思います。
この「劣等感」は言い換えれば、
「自分が持ちたいと望んでるものが、今は未だ得られていない」
から生じるのであって、
そこには「それを得たい」という強い欲求があると言えると思います。
だとすれば、その”強い欲求”は何処から来ているのでしょうか?
私はそれは既に「遺伝子にインプットされている」のではないか?
と想像したりしています。
人間や生物は「自分の遺伝子のコピーを残し続ける」という強い傾向が
遺伝子の中にインプットされていると思われます。(利己的遺伝子論等による)
もしそうなら、
そもそも異性から選ばれないと自分の遺伝子のコピーを残せませんので、
自分に欠けているものを自覚しそれを得る事で、
選ばれる確率を高めようとするのではないでしょうか?
一方、
選ぶ側も自分の遺伝子のコピーが子孫代々残り続ける(選ばれ続ける)
確率を高めるには、
「自分に欠けている部分を持つ相手」や「より頭のいい相手」や
「より強い♂」、「よりイケメンな♂」、「より資産が多い♂」
「より優しい♀」、「より綺麗な♀」を求めるのは当然だと思います。
更に、
白血球の血液型とも呼ばれるHLA遺伝子の型は約16,000種類ある
と言われ、自分とできるだけ異なる型の異性を無意識に求める、
という傾向がわかってきました。
それは、そうする事で子孫の免疫力をより強める事に繋がる様です。
(これも自分に足りないものを認識し、それを埋めてゆこうという傾向
とも言えると思います)
ですから私は「劣等感」は人間(遺伝子?)にとって必要不可欠なもの
だと思います。
ところが、
上記の例の人の様に「劣等感」に留まり続けると、
メンタルの不調に陥ってしまう事もあるでしょう。
そういった人はどうすれば良いのでしょうか?
その辺りを次回お書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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