コラム/2021-05-14
劣等感を克服(活用)するには?
<前回からの続き>
前回お書きした様に、
「劣等感」とは「自分が持ちたいと望んでるものが、今は未だ得られていない
から生じるのであって、そこにはそれを得たいという強い欲求がある」。
そして、
それは人間(遺伝子?)にとって必要不可欠なものと言えると思います。
でも、
「私はそれを持っていない」「私には欠けている」という思考に
留まり続けると、しんどくなってしまいます。
そういった方はどうすれば良いのでしょうか?
今回は(私見ですが)、そのポイントをお書きしたいと思います。
<劣等感を克服する方法>
①自分の個性を整理する
「自分が既に持ってるもの」と「持ちたいけど今は未だ持っていないもの」
に分けてできるだけ沢山箇条書きしてゆきます。
例;「持ってるもの」=「英語が得意」「毎月20万円稼いでる」「優しい」
・・・
「今は未だ持っていないもの」=「社交性」「彼氏」「美貌」「注意力」
・・・
②「自分が既に持ってるもの」を伸ばす
(1)「持っているもの」を伸ばした未来の自分を想像した時に、
一番ワクワクするものをまず一つ選びます。
例:「英語力をもっと伸ばせたら、アメリカへ留学して
向こうで彼氏を作って・・・
通訳の仕事なんかができたらいいなあ~!!」
③「今は未だ持っていないもの」を得る事を目標にする
(1)「それを得た時」の未来を想像した時に、
余りワクワクしないものは除外します。
(2)残った項目の中で、「自分が既に持ってるものと対立するもの」や
「快の感情を妨げるもの」はなるべく選ばない様にします。
例1:「(本当は独りが好きなのに)社交的になりたい」
→社交的になる前に、独りの喜びを増やし充実させてゆく方が先決
だと思います。
例2:「(食べる事が好きだけど)痩せたい」
→これも避けた方が良いと思います。
④目標を意識し、できる事から実行してゆく
(1)「②」「③」の中で、「ワクワクする」度合いが一番高いものを
まず最初の目標に据え、常にそれを得た未来の自分を
できる限り具体的に想像し続けます。
例1:友人のA子みたいに綺麗になれたら、世界が変わりそう・・・、
イケメンの彼氏ができたら、一緒にあそこへ行ってみたいし、
同棲して、朝ごはん作ってあげて・・・「キャッ」。
(2)その目標に向けて、今できる事をできるだけ具体的に書き出します。
例:「小顔エステに行く」「化粧に力を入れる」
「自分を引き立たせる髪型を探す」「ファッションをもっと研究する」
「仕草・振舞いを勉強する」「表情筋のトレーニングをする」
「プチ整形する」
(3)その中から、まず一番簡単にできる事から少しずつ実行してゆく。
⑤日々実行の結果を評価してゆく
例:今日は自分の顔の中で唯一嫌いじゃない唇を引き立たせる
リップの色や塗り方を試行錯誤した。
※自分ではどうしても得られないものについては、
他人の力を借りたり、協力し合うという事も大切だと思います。
(・・・遺伝子の働きがそうである様に)
以上、「劣等感の克服」の為の方法(あくまで一つの方法です)を
お書きしましたが、
私が思うにそのポイントは、快刺激・快感情と密接な繋がりがある
「ドーパミン」のシステムを利用する事だと思います。
その辺りを次回お書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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