コラム/2021-09-08
何故毒親(母)になるのか?~先天的要因C
<前回からの続き>
今回は、毒親になってしまう人の先天的要因と考える
「C」新規探求・刺激追究の傾向が強いについてお書きしたいと思います。
<毒親になる人の気質(生まれ持っている先天的要因)C>
C新規探求・刺激追究の傾向が強い
※ドーパミン受容体遺伝子の変異によって生まれつきドーパミン感受性が
低い(少量のドーパミンでは快や満足を得られない)?
→これらの要因を持って生まれると、「退屈」に耐えられなくなったり、
自分が望む刺激を得られないとイライラしたりする事が予想されます。
例えば、子育てに追われ、自分の趣味や楽しみの時間を奪われると
「我が子はそれらを邪魔する存在=敵」になってしまうでしょう。
そして、そのイライラを子にぶつける親もいると思います。
或いは、
刺激を満たす為に子を放っておいて、遊びや趣味、ギャンブル、お酒、
仕事や他人との交流に重きを置く親もいるでしょう。
更には「A感覚の極端さ」を併せ持っているとすれば、
(不快な)刺激過多から逃れる為に、自分が望む刺激に集中し、
それ以外は二の次になってしまう事も予想されます。
例えば、夫が仕事が忙しくいつも遅く帰ってきては「俺が主だ」と
言わんばかりの不機嫌な様子を敏感に感じている妻。
「付き合っていた頃は私を優先してくれて、楽しい会話や一緒に出かけて
楽しかったのに・・・。今はそんな場面なんて全くない!」
夫の不機嫌さを敏感に感じ、しかも刺激が満たされていない為に妻は
「何でいつもそんな顔してるの?!もっと家事や育児を手伝ってよ!」
と勝つ事を目標に喧嘩を吹っかけて、刺激を得ようとするかも知れません。
そして、勝てない場合は我が子にとばっちりが行って、
子は親の顔色を見る様になるかもしれません。
また例えば、シングルマザーの寂しさを敏感に感じ、
それを紛らわす為に子よりも男性を優先する親もいると思います。
次回からは(毒親になる)後天的要因について
についてお書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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