コラム/2021-09-20
何故アダルトチルドレンになるのか?~性格因②
<前回からの続き>
今回は、
アダルトチルドレンになり易い性格(気質)因と考える
②「強い集中力や拘りの強さ」についてお書きします。
②アダルトチルドレンになり易い性格(気質)因
~強い集中力や拘りの強さ
アダルトチルドレンになってる人は幼い頃の毒親との関係でできた
自己否定感やそれを減じる為の「~ねばならない」等の”条件”を
何故大人になってからも変えずにいるのでしょうか?
私は、そこには「強い集中力や拘りの強さ」があるのでは?と考えます。
何十年もの間、「自己否定」や「親への憎しみや愛慕」を保ち続けたり、
幼い頃に作った自分を価値付ける条件や愛される条件、
嫌われたり見捨てられない条件を守り続けるには
相当な集中力や拘りの強さが必要なのではないでしょうか?
そしてこの「強い集中力や拘りの強さ」は、
「①」の感覚過敏と結びついてる場合が多い様に感じます。
即ち、
・「感覚過敏」によって、親から怒られたり否定された経験が
強く刻み込まれる。
(強い感情を伴う記憶は容易にスルーできないトラウマチックなものになる)
↓
・その「心の傷」や「嫌な思い出」にはからずも集中する事になる
↓
・それらを和らげる為に作った戦略に拘り続ける
=「~しなければいけない」といった条件(中核信念・スキーマ・禁止令
などと言われる信念)に固執し続けたり、逃避や回避、依存という
自分なりの戦略に拘り続ける事で安心や安全を得ようとする。
(不安を和らげる為に、常にルーティンを守るスポーツ選手が
おられましたが、その戦略と似てるかも知れません)
※話は少しそれますが、「常同行動」と言われるものも
過敏さゆえに不安定になってしまう自分を何かに集中させたり、
同じ行動を繰り返す事で安定に持ってゆくという目的があるのかも
知れません。
次回は、
アダルトチルドレンになり易い環境因についてお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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