コラム/2021-10-22
ストーカーになる人の脳機能的・性格的な特徴
所謂「ストーカー被害」を受けている方は、
「何故あの人はそんな事をし続けるのか?理解できない」
と感じるでしょう。
一方「自分はストーカーになってるかも?」と感じる人は
「何故それをやめられないんだろう?」と感じると思います。
今回は「ストーカーになる人」の脳機能的・性格的な特徴を
私なりの理解と推量でお書きしたいと思います。
<ストーカーになる人の脳機能的・性格的な特徴>
①感覚過敏を有している
→それ故、特定の刺激だけが強調されて鮮明に記憶化される
例:「彼女の俺を嫌がっている表情」「彼女が発した俺を傷つける言葉」
②何らかの理由で脳のワーキングメモリー(作動記憶)がうまく働かない
→ワーキングメモリの役割は、入ってきた情報を脳内に一時的にメモ書きし
(短期記憶)、
どの情報に対応すればよいのか整理し、不要な情報は削除することですが、
それがうまく働かないと、削除できずに(取捨選択が行われずに)
全て「重要な情報」として長期記憶に移されて「忘れられない記憶」
になってしまう。
※特に感情が激しく動いた記憶
③「忘れて次へ進む」という作業が困難(=拘り・執着)
※「①」「②」の理由による
→それ故意識の切り替えがうまく行かず、相手に執着し続ける
④拘りの強さ
→前述の意識の切替えがうまくいかない事で拘りが強くなるとも考えられますが、
更には、「相手に勝つ事への拘り」が強ければ
自分を振った相手に負けた事になるので「許さない!」となる訳です。
或いは、「自分の思い通りにならないと気が済まない」という
「支配・コントロールへの拘り」が強いと別れた後でもそれに拘るでしょう。
⑤共感性の欠如と自分を客観視できない
→一度は好きになった相手ですので、相手の事を思いやる気持ちや
「俺はなんて馬鹿な事しようとしてるんだ」等と自分を客観視する力
が強ければ、ストーカー犯罪などは起こす確率は少なくなると思いますが、
それらの力が弱い人は悲惨な事件を起こす可能性が出て来ると思います。
次回は、この前提(あくまで私の推論ですが)を基に
ストーカーに限らず「根に持って相手に執着する人」の例を
お書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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