コラム/2021-11-12
悩みを解消する意識の向け先C醜形恐怖・摂食障害の例
<前回からの続き>
今回は「Cの例」で意識のベクトルの向け先を
悩みや苦しみから解放される方向へ持って行き、
そこへ固定化する方法のヒントをお書きしたいと思います。
C:「私はクラスの他の女子みたいに可愛くないし太ってるし、
みんな私の事を不細工で醜い奴と思ってるに違いない・・・」
「あ~今日も鏡に映った自分の顔や姿を見て絶望してしまう。
整形したいけど過食も止まらなくてどんどん太ってゆくし、
このままじゃ、もう学校へ行けない!」
(醜形恐怖・摂食障害)
この人のベクトルの対象は「自分」で、
時制は「現在」、否定/肯定は「ネガティブな面」に向いていて、
しかもそこへ固定されていると言えるでしょう。
以下、そのベクトルの向け先を変え、固定化させる例をお書きします
<ベクトルの向け先を変え固定化させるヒント(「C」の例で)>
①現在の自分の見かけや体形等の自分の努力では
すぐには変える事が難しい部分に固定されているベクトルを
努力次第で確実に変えられる「自分」の「過去」の「肯定」
できる部分へ向ける
(1)周囲が自分を否定したり、見下してる様に感じる方向に
ベクトルが固定されている訳ですから、
今迄の人生で、周囲が自分を肯定してくれた場面、感謝してくれたり、
尊敬されたりした場面を思い出す
例:「6年生の時、悩んでいる子の話を聞いてあげて感謝された」
「中一の時、〇子ちゃんから”漢字博士だね”!と言われた」等々
(2)前回お書きした「テンセンテンス法」の要領で、
その時の情景を「今、まさに起こっている」様にイメージし、
五感をフル活用し、その時と同じ感覚を感じる
(3)そうして意識のベクトルをそちらへ持ってゆき、
更に、固定化する為に「誰かの役に立つ事」を積極的に意識して行ったり、
「漢字検定に挑戦する」等の行動を増やしてゆく・・・等々
※その他にもベクトルを「自分」「未来」「肯定」や
「他人」「過去」「肯定」、「他人」「現在」「肯定」等
様々な向きへ変えてゆく方法もあります
次回は「”テンセンテンス法”のキモ・ポイント」をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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