コラム/2021-11-24
吃音や書痙・震え、イップスを治すヒント②
<前回からの続き>
今回は、
「吃音や書痙・震え、イップスを治すヒント」の
「①「失敗イメージ」(失敗回路)を変化させてゆく」の2つ目として、
「(2)「失敗回路」を弱体化してゆく方法」をお書きしたいと思います。
(2)「失敗回路」を弱体化してゆく方法
まず「吃音」や「暴投」に至る「失敗回路」を作った時の事を
思い出して頂きたいのですが・・・。
それは(前回お書きした様に)既に自動化されて
無意識下で行われていた「成功回路」を意識的に行う事によって
”妙な所に力が入った神経回路”(失敗回路)ができてしまい、
2つの回路が干渉し合い、自動化された「成功回路」が弱まった
という事が原因なのでは?と推察しました。
だとすれば、
「失敗回路」を意識的に行う事によって、
同様に「失敗回路」とは微妙に違う「失敗回路を失敗させる新たな回路」
(ややこしくてすみません(笑))が形成され、
それらが干渉し合い、結果として「失敗回路」も弱まると考えられます。
その為には、「意識してわざと失敗する」事が必要だと考えます。
例えば、
「”わざと”思い切りどもろう!」とか「”わざと”思い切り暴投しよう!」
等と意識して失敗する事等が有効です。
※ここで、「周りに”ドッ”とウケる」「自分も周りも笑い転げる」等の
強い(ポジティブな)感情が出て来るイメージをするのも、
より「失敗回路」の弱体化につながると思います。
次回は、
「吃音や書痙・震え、イップスを治すヒント」の3番目の方法として、
②「成功イメージ」(成功回路)を定着・強化してゆく
についてお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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