コラム/2021-11-26
吃音や書痙・震え、イップスを治すヒント③
<前回からの続き>
②「成功イメージ」(成功回路)を定着・強化してゆく
※必ず前述の「①「失敗イメージ」(失敗回路)を変化させてゆく」
を行った上でなさって下さい
(1)過去の成功イメージを使う
a.過去の成功場面を思い出す
過去自分が成功した場面(うまく喋られた、うまく書けた、
うまく投げられた等)をいくつか思い出して下さい。
例1:発表でうまく喋る事ができて、みんなから拍手を貰っている場面
例2:受付でうまく書けて、受付の女性がニコッと笑ってくれた場面
例3:うまく投げられたファインプレーで拍手喝采、
外角低めにズバッと決まって、バッターが呆然と見送り
味方から「凄い!」と褒められた場面
等々
b.その場面を五感を使ってイメージする
その時の情景を自分の眼で見て、身体で感じて、耳で聴いて、
(匂いを感じ、舌で味わって・・・)等、
「今まさにそれを体験してる」かの様に五感を使ってイメージする
c.それを短時間で良いので、頻度を多くする事を意識して繰り返す
※未来の成功イメージはその回路がまだできていないので、
失敗回路がまだ強い段階ではうまく作りにくいと考えます。
その点、過去の成功イメージは当時と同じ回路が使用されるので
「成功回路」の強化に向いてると考えます
(2)未来の成功イメージを使う
a.未来の成功イメージを思い浮かべる
自分が成功している場面(うまく話せている、うまく書いている、
うまく投げている等)をいくつか思い浮かべて下さい。
例1:発表でうまく喋ってみんなから拍手と感嘆の声を貰っている場面
例2:受付でうまく書けて、受付の女性がニコッと笑ってくれて、
その後のお酒を美味しく飲んでる場面
例3:うまく投げてファインプレーでゲームセット・・・
監督やチームメイトから手荒い祝福を受けている場面
等々
b.その場面を五感を使ってイメージする
その時の情景を自分の眼で見て、身体で感じて、耳で聴いて、
(匂いを感じ、舌で味わって・・・)等、
「今まさにそれを体験してる」かの様に五感を使ってイメージする
c.それを短時間で良いので、頻度を多くする事を意識して繰り返す
※必ず「(1)」がスムーズにイメージできるようになってから行ってください
以上、比較的短期間で吃音や書痙・震え、イップス等を治すヒント
をお書きしましたが、お独りでは難しい場合はお気軽にご相談下さい。
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