コラム/2021-12-01
燃え尽き症候群の原因①
<前回からの続き>
今回からは、所謂「燃え尽き症候群」になってしまう原因を
私の推測を基にお書きしたいと思います。
人が何かに夢中になって、それに集中し続けるには、
それをやり続ける”理由”がある筈だと思います。
そして、その”理由”として考えられるものは
「自分が望む報酬を得る」事
と
「恐怖から逃れる」事
のいずれか(両方の事もあるでしょう)だと思います。
前者は主に「ドーパミン」という神経伝達物質の作用する
「ドーパミン神経系」が、
後者は主に「(ノル)アドレナリン」が作用する
「(ノル)アドレナリン神経系」の働きが不可欠です。
※極論を言えば、恐怖から逃れる「逃走反応」も、
「安心・安全」を得るという報酬があるとも言えるでしょう
そして、そのいずれもが「興奮」させる働きがあります。
ですから放っておけば、いつかは興奮が冷めてゆくでしょう。
私はその「興奮」を冷めさせる要因として、
以下の4つがあるのでは?と考えます。
即ち、
①報酬を上回る(心身の)苦痛が出現した
②報酬が減った、或いは増えない
③報酬を得られないのでは?と感知した
④恐怖から逃れたと感じた
次回はより詳しくその原因について考察してみたいと思います。
<次回へ続く>
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