コラム/2021-12-08
燃え尽き症候群からの回復のヒント②~例1の場合
<前回からの続き>
前回お書きした様に、
(私見では)「燃え尽き症候群」から回復する為には
①”報酬”や”恐怖”を得る対象を変える
或いは
②”報酬”や”恐怖”を得る方法を変える
事が必要なのではないかと考えます。
今回は以前に挙げた「例1」に沿って具体的な変え方の例を
お書きしたいと思います。
例1:
「小学生の時からお母さんはスパルタで、水泳も勉強も良くできて、
お母さんや周りからも”凄い!”と褒められてきた・・・。
でも高校になって”勉強はいいから、水泳でオリンピックを目指すわよ!”
とお母さんも気合が入ってより厳しくなり、勉強も一番ではなくなった。
このごろ、急にやる気が無くなってきて水泳どころか学校も休みがちに
なってきている・・・」
A:自分の正直な気持ち(例えば「オリンピックだはなく、
目標タイムを突破したい」とか「水泳よりも勉強に力を入れたい」等)
を母親に話して納得してもらう(=「②」)
B:母親が認めなくても自分の目標を定めて、それを達成する度に
自分への承認や労い等のご褒美をあげる、
或いは母親ではなくコーチや先生、友人等から褒められる・認められる
事を目標にする(=「①」)
C:今の苦しさ・辛さを母親に打ち明けて、
「こんなしんどい中、水泳してる自分」「勉強してる自分」を
母親に認めてもらう。
※中々認めてもらえないのなら、
もっとしんどい”フリ”をする(=「②」)
D:「このまま水泳を続けても結果が出なかったり
勉強も中途半端なままだとすれば、これから先
私の人生どうなっちゃうんだろう?」と新たな恐怖を持ってきて、
「私の人生がダメにならない様に、今できる事は何かな?」
→「取り敢えず、英語は好きで得意だから英語を活かす仕事に就く為に
英語の勉強を頑張っとかないと・・・」等と
新たな刺激の対象を考える(=「①」「②」)
E:「この世から水泳や勉強が無くなったとしたら、私は何がしたい?
どういう人生を歩みたい?」等と自分に聞いてみる(=「①」②」)
等々。
次回は「例2」に基づいて、「燃え尽き症候群」から回復するヒント
をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
コメント