コラム/2021-12-10
燃え尽き症候群からの回復のヒント③~例2の場合
<前回からの続き>
今回は「燃え尽き症候群」から回復する為のヒントとして、
①”報酬”や”恐怖”を得る対象を変える
②”報酬”や”恐怖”を得る方法を変える
具体的なやり方の例を前述した「例2」に沿ってお書きしたいと思います。
例2:
「ずっと自分に自信が無かったけど、今の会社に入って認められて嬉しかった。
同期の人に比べて能力の無い私は、普通にやっても皆に勝てないので、
残業や休日出勤を繰り返し、成果を評価されてこの春責任者に昇格した。
すごく嬉しかったが、部下への目配り不足を注意される事も増え、
より仕事の事が頭から離れなくなった。
そんな或る日、会社へ行こうとしてたら動けなくなってしまった」
A:部下への目配りだけに集中し、部下からの評価を得る事を考える
(「①」「②」)
B:「誰よりも効率良く」を目標に、全てを時間内に終わらす事を目標にし、
その進捗度合いを自分で日々評価してゆく (「①」「②」)
C:「いかに部下への目配りをしているか?」が上司にわかる様に、
今日の部下の様子や部下への自分の対応などを細かく上司に報告してゆく
(「②」)
D:多少大げさでも自分がいかに今辛い立場か?その中でいかに頑張って
いるか?を友人や恋人、家族などに話して認めてもらったり労ってもらう
(「①」)
E:自分が得意な部分で勝負できるように部署異動や転職なども視野に入れる
(「②」)
F:「この生活を続けてゆくと、最悪自分はどうなってしまうか?」を考え、
「そうなった時に自分は”本当はどんな人生を送りたかった”と後悔する
だろうか?」と自分に問い、その”問いの答え”を実行してゆく
(「①」「②」)
等々。
以上、
「燃え尽き症候群」から回復する為のヒントをお書きして参りましたが、
お独りでは難しい場合は、お気軽にご連絡下さい。
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