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コラム/2021-12-17

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極端な自己否定と極端な自己肯定は同類である

<前回からの続き>

前回、

「”極端な自己否定”から”極端な自己肯定”に変わったとしても、
 本質的には何の変化もしていないと感じる」と述べました。

今回は私がそう感じる理由をお書きしたいと思います。

まず、どちらの自己の捉え方も
「客観的な自己評価による自分オリジナルな捉え方ではない」、

つまり
特定の誰かの考え方を鵜吞みにし、その相手の評価に基づいているのでは?
と考えられます。

例えば、
「私は何の価値もない」と極端な自己否定を有してる人は、
その様な評価をした人の考えを鵜呑みにし、その考え方に対して
何ら客観的な吟味を行ってこなかったのではないでしょうか?
(つまり”洗脳”されているとも言えるでしょう)


勿論、
養育者等によって否定され続けたり、酷いイジメ等の
トラウマチックな出来事を経験した、

或いは、
HSP等の特性によって相手の自分へのネガな評価のみを敏感に感じ取り過ぎた、

更にはASD等の特性により、相手の言う事を額面通りに受け取ってしまい、
その考え方に拘り続ける、等の止むを得ない”事情”があった
と思われますので、そんなご自分を更に責める必要はありません。


ただそういった方が、例えば
「あなたは選ばれし神の子で、人々を救う為に今迄の経験をしてきたのです!」
等といった”教祖様(笑)”に出逢い、

「私は選ばれた人だわ!皆を救わなきゃ!」等と極端な自己肯定感を持った
とすれば、それは単に洗脳した相手が違うだけで、
相変わらず自身を客観視できていなくて自分オリジナルな捉え方でも無い
訳です。


そしてもしその”洗脳”が解けた時には元の自信やオリジナリティーの無い自分
に戻ってしまうでしょう。

それではどうすれば「極端な自己否定」や「極端な自己肯定」といった
”洗脳→思い込み”から脱して、自分を取り戻す事ができるのでしょうか?

私はその鍵は「自分を客観視し、自分を正当に評価する事」
だと思います。

次回はそれについてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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