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コラム/2022-02-02

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新型コロナ雑感①戦争の代替物?

いつ終息を迎えるのか?予想もつかない新型コロナウィルス・・・。

まず、
罹患やワクチン接種の副反応によって、命を落とされた方やご遺族に
心よりお悔やみ申し上げます。

また、後遺症に悩まれておられる方が一日でも早く回復されます様に。

(コロナ下での)最近は闘争本能の歪んだ形での発露とも言うべき
物騒な事件が数多く起こっている。


動物の遺伝子には個や集団を守り、その遺伝子のコピーを残し続ける
といった傾向がある様だ。

だとすれば、それを邪魔する者を”敵”とみなし、闘争本能が
惹起されるだろう。

例えば、
鳥や哺乳類でも、”敵”が侵入し、我が子を襲おうとすれば
親は闘争本能をむき出しにして、子を守る。

人間も古来、敵である猛獣をやっつけて食糧を得たり、
他の部族を”外敵”とみなし、侵入されたら攻撃を加えただろう。

戦国時代も一族郎党を守る為、”敵”と戦ってきた筈だ。

やがて、
ナショナリズムの台頭によって国家や民族間の闘争が戦争となった
・・・。

(私は別に戦争擁護論者ではなく平和主義者ではあるが)
ここまでは良かったと感じる。

何故なら、それらの”戦い”は家族や部族、国を守る、といった
「守るべき他者」があったと思うからだ。

ところが戦後の資本主義の台頭によって、
個人の「権力」や「資産」が守るべきものになり
「勝ち組」「負け組」に分かれてしまう様になった。

やがて、一部の人達が”自分個人”の「権力」や「資産」を守る為に
戦争を起こしたり、介入する様になった・・・。

※そんな中でも「国家権力から自分達の仲間を守る」といった
 学園紛争が起きたが、鎮圧されてしまった
(大人達や警察といった権威を敵とみなし、仲間を守るといった暴走族も
 ”ダサい”とレッテル付けをされて居なくなってしまった)

※高度成長時も「会社の為」「家族を豊かにする為」といった
 「守るべき他者」があったが、その神話も今や崩れ去ってきた感がある


ところが「世界平和」を願う世論が主流になり、
戦争によってその「権力」や「資産」を守れなくなってきた人達は
困ってしまう。

そんな時に出てきたのが新型コロナだ。


コロナの出処はさておき、これをネタに自分個人の「権力」や「資産」
を守る(或いは増やす)事に利用しようとしている人達もいるのかも知れない。
(私の妄想だが・・・)


ある研究によれば、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシン
仲間に対しては愛情が深まるが、そうでない相手(敵)には
排他的(攻撃的)になるらしい。

だとすれば、
「自分の権力や資産を守る為の闘争」愛情とは無関係の快楽に支配
されていて、「家族や仲間達を守る為」の闘争は愛情と関係している
とも言えよう。(暴走族でさえ)


ところが、資本主義の価値観に洗脳された我々は、
守るべき他者を見失い、同時に愛情も希薄になって、
ある一部の人の様に「自分」を守る為の快楽に支配される様になった
のかも知れない。

そうなれば「負け組」になったと感じた瞬間に
「自分以外は敵だ」と認識してしまうので、
物騒な事件を起こしてしまうのかも知れない。


これらの私の妄想が少しでも当たってるとすれば、
どうすれば人々は「愛情」を取り戻し、本来の形で闘争本能を昇華できる
のであろうか?


その辺りを次回、書いてみたいと思う。

<次回へ続く>



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