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コラム/2022-02-23

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ネット・スマホ・ゲーム依存の子供にやってはいけない対応

<前回からの続き>

それでは、
依存様になってネット・スマホ・ゲームを止められない子供等に対して
親はどうすれば良いのでしょうか?

前回と前々回でお書きした様に、それらを止められない原因として

①不安から逃れられる

②自分にとって丁度良い程度の望む刺激を
 今すぐ簡単に自分主導で満たす事ができる

という2つの要因が絡んでいると推測します。


そしてこれらの「不快や不安・恐怖を避け」「快を求める」という傾向は、
全ての動物にとって遺伝子のコピーを残し続ける為に生命を維持する、
といった最重要の課題を担っていると言えるでしょう。
(主に大脳辺縁系の働き)


ですから
”理性の場”である前頭前野等の大脳皮質がそれにいくら抗う様に命令しても、
そう簡単には聞き入れてもらえないでしょう。


例えば、
ライオンの檻の中に入った我が子に
「男の子なんだから逃げちゃダメ!逃げる様な弱い子は施設に入れるわよ!」
と言ったところで、辺縁系がすぐさま逃げる行動を採らせるでしょう。


また例えば、
何日も砂漠を彷徨って、喉が渇き切っている時にやっとオアシスを見つけ
水を飲もうとしている我が子に「汚いからその水飲んじゃダメ!」
と言ったところで飲んでしまうのではないでしょうか?


それと同じで、ネット・スマホ・ゲームを止められない子供等に
「いい加減にやめなさい!
体にも良くないし、このままだと成績がどんどん下がっちゃうわよ!」
とか

「やめなさい!お母さんはあなたの為を思って言ってるのよ!」
ゲーム機やスマホ・パソコンを取り上げる
とか

「今度やってるのを見つけたら、お父さんに叱ってまらうわよ!」
等の対応をしても、功を奏さない事が多いと思います。

(だって生命を維持する脳の部分が働いてる訳ですから・・・)


それどころか、親の対応を生命の維持を妨げる脅威と捉えてしまうと、
「逃げる」(うそをついたり、陰で隠れて続ける等)

「戦う」(親に対する反抗を強めたり、ゲーム機を壊したりして暴れる等)

「逃走/闘争反応」を引き起こし、親子の関係が益々悪化する
事も考えられます。


ですから
①理由も聞かずに(わかってあげずに)やめさせる

②脅す

③一方的に機器を取り上げる
等の(罰系の)対応は避けた方が良いと思いますし、

④子の”理性”に訴えて説得する
等の方法も難しいでしょう。




それでは、そんな我が子に親はどう対応すれば良いのでしょうか?

その辺りを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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