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コラム/2022-02-25

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ネット・スマホ・ゲーム依存の子供へどう対応すれば良いか?

<前回からの続き>

前回までに、

子のネット・スマホ・ゲーム依存には「不快(や不安)を避け、快を求める」
といった生命維持に関わる脳の部分が関与していると思われる、


故に
①理由も聞かずに(わかってあげずに)やめさせる

②脅す

③一方的に機器を取り上げる

④子の”理性”に訴えて説得する

等の対応では、うまく行かない事が多いとお書きしました。


それでは親としてはそんな我が子にどう対応して行けば良いのでしょうか?

今回はそのヒントをお書きしたいと思います。




<ネット・スマホ・ゲーム依存の子供への対応のヒント>

①子の不安や悩みに寄り添う


 子の悩みや不安を(どうにかしようと思わなくてもいいですので)
 わかってあげようといった意識で、ただ聴いてあげて安心を与えてあげる




②子の不安や悩みの解決策を一緒に考えてあげる


 もし可能であれば、決して一方的にではなく、子が自分で解決できる様に
 導いてゆき、親の力が必要な部分のみ子が望むような形で手助けをする




③”報酬付き”のルールを決める


 例えば、深夜0時になればスマホやゲーム機などを親に返却し、
 それができた日は親が子のシール帳にシールを1枚貼る。

 シールが5枚連続したら(週末の)1日ゲームやスマホをやり放題にする。
 但し、連続5枚にならなかった場合はそのご褒美は無し。

 また例えば、子にとってゲームの次に好きな物が動画であった場合、
 夜にゲームをせずに動画を観ていたらシールを貼り、
 連続で5枚貼れれば、週末はゲーム以外に子が望む事を叶えてあげる

 (例:週末は「一日ボス」として、本人の願い(ゲーム以外)を叶える
    =行きたい所に連れて行ったり、食べたい物を作ってあげたり、
    動画見放題、等・・・勿論親子で合意した範囲内で。

    もし他の兄弟が嫉妬した場合はその子達にも同様のやり方で
     報酬を用意して、親が望まない行動を減らしてゆく事
     も工夫できるでしょう)




上に挙げた例はあくまで一般論ですので、
勿論個々の子供に応じてやり方を変えてゆく必要があると思います。

ただし、
・(ネット・スマホ・ゲームに代わる短期的な)報酬を用意する

・その取り決めが親子共に合意できるものである

・「報酬」か「罰」かを子が自由に選べる形にする

という点が大切だと思います。

それでももし難しい場合はお気軽にご相談下さい。



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