コラム/2022-04-29
DV,モラハラ,ギャンブル,性依存,性犯罪をやめるには?①
<前回からの続き>
今回と次回で
DV・モラハラ、ギャンブル・性依存、性犯罪をやめる為のヒント
をお書きしてゆきたいと思います。
前回までにお書きした様に、
それらの”問題行動”をやめられない人は
①快・不快に対する感受性が(生れつき)とても鋭い
②それ故、自分の思い通りにしたい(不快を避けて快を求める)
という欲求が人一倍強い
③それに加えて、(自己)実現傾向や自己効力感が強く
その欲求を叶える為の行動を採る事ができる
といった生来の傾向・能力を持っていると考えます。
もしそうだとすれば、それらの”問題行動”をやめさせる為の
以下の方法は効果が余り期待できないのでは?と感じます。
<”問題行動”をやめさせる為の効果が期待薄な方法>
A,教育や理屈、法律や道徳、情に訴える方法
⇒例えば、生まれつき音に敏感な子が居たとして、
その子はうるさい教室に入れないとします。
その子に対して、先生が「教室で授業を受けるメリットや
受けなかった時のデメリット」を教育しようと理屈を並べたり、
「学校の決まりだ」と言い聞かせたり、「お母さんが悲しむよ」
等と情に訴えても、「不快なものは不快」なので、
効果は期待できないのではないでしょうか?
B.脅し等で我慢させ、強制的にやめさせる方法
⇒「教室で授業を受けないと、将来君が困る事になるよ」
等と言った脅しや、「授業を受けない生徒は許しません!
我慢して座っていなさい!」と強制しても、
やはり「不快なものは不快」なので、より不快度が増して、
どこかに反動が生じてしまうかも知れません。
それと同じで、”問題行動”を起こしてる人が私の推測通り
持って生まれて(快・不快の)刺激に超敏感だとすれば、
これらの方法では、余り効果が期待できないのでは?と思います。
それでは一体どうすればそれらの”問題行動”を
やめ(させ)る事ができるのでしょうか?
次回はそのヒントをお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
※勿論私は断固として犯罪は許しません。
ただ、性犯罪の被害者の人達の心のケアは勿論、
加害者の人達の更生の為のお手伝いも数多く差し上げて来ました。
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