コラム/2022-06-17
過去の後悔・心の傷から脱出するには?
<前回からの続き>
今迄お書きしてきました様に、”過去の後悔”の本来の目的は
「自分が幸せに生きる為には今から何を心がけて行けば良いのか?
を過去の出来事から学び、それを今に落とし込みなさい」
という事だと思います。
ところが、不快刺激や感覚に対する感受性が鋭すぎる人は
それに圧倒されてしまい、”学び”どころではなくなってしまう。
→学ばないから「いつになったら学ぶんだ?!」と
無意識は何度も繰り返し忠告を与える
→それによってより強い不快刺激を感じて、更に学びどころでは無くなる
・・・
といった悪循環があるのでは?と想像します。
だとすれば、
どうすればその”悪循環”から脱する事ができるのでしょうか?
今回はそのヒントをお書きしたと思います。
<過去の後悔・心の傷から脱出するヒント>
①今の不快刺激を減らす
前述の「A子さん」の例で言えば、彼女の不快刺激は
彼氏を失ったショック(トラウマ)、
彼氏への未練、
過去の自分を責める自責の念
の3つだと思います。
※「B男君」の場合は、
つまらない勉強をしなきゃいけない事
と
遊ぶ暇も無い(快刺激の不足)の2つであると感じます。
◎「A子さん」の場合は彼氏への未練の解消:
彼氏へ謝罪と感謝を書き出して、彼との出逢い~別れで学んだ事
も書き出しましょう。
そしてそれを何度も読み返してみて、悲しみを感じ切ります。
涙が出なくなったら、「彼から学んだ事」だけを残して、
あとの紙は破り捨てましょう
◎「B男君」の場合は「こんな人生を歩みたいといった自分の理想の人生
を思い浮かべ、今の勉強がそれにどう結びついてゆくか?」を考えて、
そのストーリーを書いてみるのもいいでしょう。
更に、時間がたっぷりあったらやりたい事・楽しみたい事を
できるだけ多く書き出してみて、今の限られた時間の中でも
できる事・できる部分に〇を付けてやってゆきましょう。
②過去の自分を否定しない
◎「A子さん」も「B男君」も、その”間違った”事をした過去の自分を
責める気持ちを書き出してみましょう。
そしてそれに対して、過去の自分になったとして自己弁護でいいので、
その時そうしたもっともな理由を書き出してみましょう。
その自己弁護を今の自分として読んでみて、納得できれば
責めてしまった事への謝罪の気持ちを書き出してみましょう。
※「A子さん」は、傷ついた過去の自分に対して、寄り添ってあげる様な
手紙を書くのも良いと思います。
③過去の出来事で学んだ事を意識し、それを今に落とし込む
◎今後、過去の後悔と似たようなシチュエーションが訪れた時は
どうするのか?を書き出して、それのみを携帯し、
過去の後悔が襲って来れば、それを読み返す、
という事を習慣にすれば良いでしょう。
※「A子さん」の場合は、彼への未練が出て来る度に、
もう一つの「彼から学んだ事」の紙を読み返す事を習慣にする
のも良いと思います。
※お独りでは難しい場合はお気軽にご相談下さい。
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