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コラム/2022-06-22

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陰キャラはダメなのか?

<前回からの続き>

今の時代、
”陰キャ”を否定し、”陽キャ”を肯定する風潮が強くなっている
と感じます。

それでは、本当に”陰キャ”はダメなのでしょうか?

昔の文豪作家、芸術家その道の職人の多くは、繊細で無口な人、
つまり”陰キャ”な人が多かったと想像します。

また、
昔の日本の所謂”村社会”においては、
無口な子も明るく元気な子も等しく容認されていたのでは?
と思います。


ところが戦後の欧米化資本主義の浸透によって、
”村社会”という構造や価値観が崩壊し、大家族制度も解体して
”個の時代”が到来しました。

そうなってくると、
味方になってくれたり個人を守ってくれる協力的な集合体が無くなり、
最早競争相手である他人に対して、
個々人が己を守ってゆく必要が生じるであろうと想像できます。

それ故、
一足早くそうなったであろう欧米の民族と同様に”社交”によって、
”敵”の攻撃を避けて己を守ってくれる”味方”を増やしてゆく必要
が生まれるでしょう。

その時代の流れからすると、社交的な”陽キャ”は推奨され、
非社交的な”陰キャ”は受け入れられにくくなるのも頷けます。


ただ、それはあくまでも単なる時代の要求であって、
相対的な価値観にしか過ぎない事を意識するべきだと思います。

(日本の昔の価値観では「男は黙って・・・」とか
「女は(はしゃがず)大人しくおしとやかに・・・」だった筈です)


しかもその目的は「己を守ってくれる味方を作る事」だとすれば
”陽キャ””陰キャ”に関わらず可能であると思われます。


”陰キャ”の人を排除しようとする人達(例えばクラスの自称”陽キャ”グループ)
にも問題があると思いますが、
繋がり・絆を強く持つ事に必要なオキシトシン等のホルモンは、
”敵”とみなした相手をより強く排除する傾向がある様ですので、
”陰キャ”=敵とみなされた人はたまったものではありません。


ですから”陰キャ”で悩んでいる方は”陽キャ”の人を
「己の保身のみ考える、資本主義に毒され欧米に洗脳された人達」
と思って良いですので、
兎に角ご自分を否定されない様にして頂きたいと思います。

次回は「何故陰キャラになるのか?」を私の考えに基づいて
お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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