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コラム/2022-07-04

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場面緘黙症とは?

「家族とは普通に話せるのに、
 学校のクラスの中では話す事ができない・・・。
 情けないなあ・・・こんな僕ってどこかおかしいのかな。」

うちのルームでも、
所謂「場面緘黙(かんもく)症」に悩まれているご本人自身や
お子さんのそういった様子に悩まれておられる親御さんのご来談も
少なくないです。

そもそも「場面緘黙症」とは何なのでしょうか?

お医者さんが診断の拠り所とする米国精神医学会が定めた「DSM-5」
という診断基準で申しますと、

①他の状況で話しているにもかかわらず、話すことが期待されている
 特定の社会的状況(例:学校)において話すことが一貫してできない。

②その障害が学業上、職業上の成績、または対人的コミュニケーションを
 妨げている。

③その障害の持続期間は、
 少なくとも1ヶ月(学校の最初の1ヶ月だけに限定されない)である。

④話すことができないことは、
 その社会的状況で要求されている話し言葉の知識、または
 話すことに関する楽しさが不足していることによるものではない。

⑤その障害は、コミュニケーション症(例:小児期発症流暢症、吃音症等)
 ではうまく説明されず、また自閉スペクトラム症、統合失調症、
 または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではない。

と定義され「不安症」にカテゴライズされています。

つまり、
特定の状況下ではちゃんと話してコミュニケーションを取る事ができる
訳ですから、話す事やコミュニケーション能力の不足ではない訳ですし、
「場面緘黙症」=「自閉スペクトラム症」や他の精神疾患であるとは
必ずしも言えないという事になります。

それでは何故ご自身や我が子は「場面緘黙症」になるのでしょうか?

その原因を私の推測に基づいて次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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