コラム/2022-07-20
精神疾患と心理療法④原因をどこまで遡ればいいのか?
<前回からの続き>
精神疾患や症状、お困り事の
「原因と結果」「それを維持するもの」についてお書きしてきましたが、
それでは一体、原因をどこまで遡れば治癒・寛解・解決に導く事ができる
のでしょうか?
私の考えでは、
原因を深堀りすればするほどクライアントさんへの負荷も増える
(特にトラウマに触れると)ので、
なるべく深堀りせずに治癒・寛解、解決へと持ってゆくといった
非侵襲的な方法がベストだと思います。
そういった意味では、
お医者さんの薬剤でよくなるに越した事はないと思いますし、
思考(認知)や行動、コミュニケーションのパターンを変える事
で改善できるのなら、まずそれを目指します。
ところが、
「長年、お医者さんでの服薬治療を受けてるけど、よくならない」
とか
「色々なカウンセリングや心理療法を受けてきたけど、悩みが解消されない」
等と感じておられる方は、
更なる「原因」の追究や、症状を維持するものの特定、トラウマの解消等
も必要になってくるかもしれません。
もし、
「薬ではよくならない」
とか
「カウンセリングや心理療法を色々受けてもよくならない」
とお感じの方がいらっしゃれば、お気軽にお問合せ下さい。
コメント