コラム/2022-09-02
どうすれば不倫・浮気をした夫(妻)を許せるのか?②
<前回からの続き>
今回も引き続き「不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント」
をお書きしたいと思います。
<不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント(2)>
②その感覚過敏のベクトルが不快刺激の方へ向いている
=変えられる部分
→感覚過敏のベクトルを違う方向へ向ける事が役に立つでしょう
(1)「自己愛型」
このタイプの人は「相手が私の思い通りになって欲しい」とか
「私が一番でなきゃいやだ!」等といった思考が強く働いている
と考えられます。
そしてそれは
「”私”がどう思われてるか?」「”私”がどの様に扱われているか?」
「相手が”私の理想通り”に振舞ってくれているか?」等と
感覚過敏のベクトルが”自分”に向いていると言えるでしょう
→このタイプの人は、感覚過敏のベクトルを”快刺激”と”相手”に向ける事
が役立つでしょう
例えば、
「相手が私を大切に扱っている場面」「私の言う事をきいてくれた瞬間」
「私の事を好いてくれている証拠となる振舞」等を見逃さず、
すかさず「有難う!」と伝えてみましょう
(2)「自己否定型」
このタイプの人は、恐らく幼少期の養育者との関係性の中で、
「私は愛される価値が無い」とか「きっと私はまた見捨てられる」
等といった自己否定的な認知・思考を有してしまっていると考えられます。
→このタイプの人は、
所謂”認知の歪み”を是正する認知行動療法的なものだけでは
トラウマチックな感情記憶のケアができませんので、感情と認知の両方
に働きかける包括的なカウンセリングを受けられた後に、
上記の(1)と同様のやり方を練習する事が役に立つと思います。
(具体的な方法は過去の記事にお書きしていますが、
難しければカウンセリング をお受け下さい)
③不快刺激から生じた不快感情を保持し続けている
=変えられる部分
→不快感情を和らげる、解消してゆく事が役に立つでしょう
(1)愛着形成に問題があり、
不快感情を和らげる脳機能が欠けている為、抑圧し続けている
このタイプの人は、幼少期に親・養育者等との間で”愛着形成”が
不十分であったと考えられます。
だとすれば、愛着の再形成が必要になってくるでしょう。
→この、”愛着の再形成”のヒントとしては、
まず、今の不安等の不快感情を紙の左半分に書き出す。
次に、「理想の母親ならどう言ってくれるか?」を想像して、
その答えを右側に書き出す、等を繰り返す方法が役に立つでしょう。
※難しければカウンセリングをお受け下さい
(2)「自己愛型」の人にとっては、
不快感情は相手を意のままにコントロールする為には好都合なので
無意識が意図的に反芻し、保持し続けている
このタイプの人は、「自分の思い通りで無いと気が済まない」
といった持って生まれた傾向を有していると考えられますので、
その部分は変えられないでしょう。
でも意のままにコントロールしようとする”対象”は変える事ができます。
→このタイプの人は”意のままにコントロールする対象”を「相手」から、
「自分の趣味。楽しみ」「家事・育児」「仕事」
等を完璧にコントロールする意識へと変え、それをより強めて行けば、
結果として「相手」をコントロールする意識は減少してゆくでしょう
<次回へ続く>
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