コラム/2022-09-05
どうすれば不倫・浮気をした夫(妻)を許せるのか?③
<前回からの続き>
今回も引き続き「不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント」
をお書きしたいと思います。
<不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント(3)>
④不快感情に対する防衛反応が”闘争”に固定されている
=変えられる部分
→不快刺激・不快感情に対する防衛反応としては、
主に「闘争」「逃走」「服従(従順)」等がありますが、
浮気した相手を責め続けたり監視・支配し続けるのは
「闘争」反応だと言えるでしょう。
だとすればその防衛反応を意識的に「逃走」や「従順」に
持ってゆく事が役に立つでしょう。
例えば、
「逃走」=相手から離れたり、無視して自分の好きな趣味や楽しみ
に意識を向けて、それに集中する時間を増やしてゆく
「従順」=相手の事を思って、相手が喜ぶ事をしたり言ったりする事
に意識を向けて、その頻度を増やしてゆく
等々。
⑤それらの不快感情や防衛反応が制御不能になっている
=変えられる部分
→この状態に陥っている考えられる原因としては(前述の通り)
論理的思考・意志等の「意識」の場である前頭前野等の大脳皮質の機能が
充分には働かず、感情・感覚等の「無意識」の場である大脳辺縁系の暴走
を止められなくなっているのでは?と考えます。
そしてその大脳皮質の機能不全は、
「持って生まれたもの」と
「愛着形成不全」等の環境因から来るもの
の2つであると推測しています。
→こういった状態に陥っている人は、
「意識」(大脳皮質)が「無意識」(辺縁系)に乗っ取られない様な訓練
と同時に自分の中での愛着を形成する事が必要だと思います。
例えば、
「不快・不安」にすぐ圧倒される部分を「末っ子」と見立てて、
「従順姉ちゃん」「戦う兄ちゃん」「逃げる姉ちゃん」」といった
お兄ちゃんお姉ちゃんが、その末っ子を守ってくれている
と想像してみましょう。
そしてあなた自身がその4兄妹の親だと想像してみましょう。
その上で、感情が揺さぶられて大脳皮質が乗っ取られそうになった時に、
「どの子が出て来たのか?」を気づく
「その子の訴えを聞いて、書き出す」
「その訴えに対して、親としてどう言ってあげたら良いか?を考えて
書き出す」
等のエクササイズをしてゆけば、
”親”(大脳皮質=意識)が”子”(辺縁系=無意識)に乗っ取られる事が減ってゆき、
その暴走を制御する事と同時に愛着の内在化も可能になってくるでしょう。
(詳しくはカウンセリングお受け下さい)
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