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コラム/2022-09-09

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何故セックスレスになるのか?

<前回からの続き>

それでは何故、仲の良かった夫婦・カップルが
突然セックスレスに陥ってしまうのでしょうか?


今回はその原因について、私なりの見解をお書きしたいと思います。

(勿論、相手の浮気や仕事や家事・育児で心身共に疲弊してしまった、
 等の明白な理由がある場合もあるでしょうし、
 他にも様々な原因が考えられますが、ここでは私の臨床での経験上、
 比較的多いセックスレスの原因と思われる事柄についてお書きします)




<セックスレスの原因>




①快感の減少


(1)マンネリ・飽きから来るもの


 いくら大好きな食べ物でもそればかり毎日3食たべ続けると飽きてきます。

 セックスもそれと同じで、同じ刺激のパターンを繰り返し続けると
 飽きが生じてもおかしくないでしょう。


(2)愛着の喪失


 アタッチメント(愛着)理論によると、安心・愛情を与えてくれる相手と
 ”くっつく事”によって、自分の不安・不快が解消されて、
 相手が自分にとっての安全基地になります。

 そして安全基地ができて初めて”探索行動”に移れるとされています。

 これを夫婦・カップルの関係性に当てはめると、
 お互いがお互いの安全基地になって、相互的な愛着が形成されている間は
 セックスという”探索行動”が採れるけれども、

 もし一方、或いは双方が相手を”安全基地”だとみなさなくなったら、
 その探索行動は採れなくなるでしょう。

 つまり、相手を「安心・愛情を与えてくれる存在だ」とみなせなくなれば
 セックスは勿論、相手とくっつく事への快感は失われてゆくでしょう。

 結婚したら、配偶者とその親との愛着関係
 子ができれば配偶者と子との間の愛着関係
 否応無しに目に飛び込んでくるでしょう。

 そんな時に、過敏さを有し、アタッチメントに問題があったり、
 トラウマを抱えてる人は、不快な感情が惹起されるかも知れません。

 そしてその不快感を安全基地である配偶者に訴えても
 (言葉で直接伝える、態度や表情で間接的に訴える、のどちらにしても)
 相手がその不快感情を無くしてくれない、と感じた場合は

 その人にとって最早相手は愛着の対象・安全基地ではなくなってしまう
 でしょう。

 愛する人(愛着の対象)とのセックスは、物理的な快感と同時に
 アタッチメントによる心理的な快感も併せて得られるものだと思います。

 それが、心理的な快感どころか相手に不快を感じてしまったとすれば、
 少なくとも不快を感じずに済む自慰行為や風俗、浮気の方が
 プラスマイナスで言うとまだ快感が勝ってくるわけです。

 

 
②相手への不安・不快の増大


「①」(2)でお書きした様な関係性になった夫婦は
 最早相手を愛着の対象とはみなさなくなるでしょう。

 それどころか、
「最近あなた、冷たいわね!」
 とか
「ねえ!何でしてくれないの?」
 とか
「浮気してるんじゃないの?!」
 とか
「俺の事、嫌いになったのか?!」等と言われると、

「相手から攻撃された」と感じたり「別れようとしてるのかな?」
 等と相手への不信・不安・不快が益々増大してゆくでしょう。

 そしてそうなってしまうとそれらの不快感情に対する防衛である
 「逃げる」「戦う」といった反応が出てくるでしょう。


 即ち、

 「益々相手と距離を置く」(逃走反応)

 「家に帰らない、或いはなるべく遅く家に帰ってくる」(逃走反応)

 「暇な時間は自分の趣味に没頭する」(逃走反応)

 「自室に閉じこもる」(逃走反応)

 「浮気やギャンブル、過食、買い物、アルコール等に走る」(逃走反応)

 「相手への復讐心が起きる」(闘争反応)

 「相手にキレる」(闘争反応)

 「相手を支配・コントロールしようとする」(闘争反応)
 
そして、
これらの心的な状態が続くとセックスレスは長引いてゆくと思います。

それでは、
どうすればセックスレスの悩みを解消できるのでしょうか?
そのヒントを次回お書きしたいと思います・

<次回へ続く>



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