コラム/2022-09-16
「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ②
<前回からの続き>
「〇〇したいけど、できない」
といった相反する気持ち(=葛藤)は君たちだけではなく、
大人でさえ普通に起きる気持ちです。
では、何故そういった「自分の分裂」が起きるのでしょうか?
それは、
たとえて言うと自分(の状態)は一つではないからだと思います。
「親と居る時の自分(の状態)」
「先生の前での自分」
「好きな子が傍に居る時の自分」
「嫌いな人と居る時の自分」
「可愛いペットと触れ合ってる時の自分」
・・・それぞれ違いますよね?
また、相手が同じお母さんでも
「お母さんに”勉強しなさい!”と怒られた時の自分」
と
「お母さんに誕生日を祝ってもらってる時の自分」
では違いますよね。
でも、決して二重人格になったわけではなくて、
元々自分の中に小さな自分達が居ると考えてみて下さい。
例えば
「すぐパニくったり、固まって言葉を出せない自分」(長女)
「”他人にどう思われるか?”を心配して、
嫌われない様に相手に合わせようとする自分」(次女)
「嫌な事、辛い事から逃げようとする自分」(長男)
「すぐにイライラしちゃう怒りん坊の自分」(次男)
「寂しがり屋で傷つきやすく、甘えたさんの自分」(末っ子)
・・・などなど。
言ってみれば”親である自分”の中に
沢山の子供達が居る家族みたいな感じです。
そしてそのお姉ちゃん、お兄ちゃん達は
みんな良い子で、親である君の代わりに、
傷つきやすい末っ子を守ろうとしてくれています。
そう言うと
「守ろうとしてるって?・・・その子達のせいで僕は苦しんでいるんだ!
その子達さえいなければこんなに苦しまずに済むのに・・・」
と思っちゃっているかも知れないけど、
そうじゃないんです。
そう考える理由を次回お書きします。
<次回へ続く>
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