コラム/2022-09-21
「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ④
<前回からの続き>
前回までに
「自分という人格は1つしかないのではなく、
丁度”親”である君と子供達で構成されている家族の様なもの」
「そして、寂しがり屋で傷つきやすい甘えたさんの末っ子を
忙しい親である君に代わって、お姉ちゃん、お兄ちゃん達が
守ろうとしてくれている」
とお書きしました。
だから君は普段は勉強や遊び、友達との交流、部活や習い事等に
没頭できるんだ。
でも時々、
何かの拍子に引き金が引かれると(例えば、いつも笑顔で迎えてくれる
クラスの友人が機嫌悪そうにしてるのを見た途端)、
傷つき易くて甘えたさんの末っ子が
「怖いよ~不安だよ~!でも独りじゃ寂しいよお」
と大泣きしながら君に駆け寄って来るんだ。
でも君はどうしていいのかわからずにパニクってしまい、
末っ子と一緒に泣き出してしまう・・・。
だっていつもはこの子の世話をお姉ちゃん、お兄ちゃん達に任せてるから
対応の仕方がわからないんだ。
そしてそんな末っ子を心配して、
すぐにお姉ちゃんやお兄ちゃんが助けに出て来る。
例えば
「凍りついたり、黙る事」で余計な事を言わずに末っ子を守ってくれてる
一番上のお姉ちゃんが出てくれば、
君自身もお姉ちゃんに全て任せて一緒になってしまうから、
いつもの様には喋れなくなるだろう。
「喋りたい・仲良くしたい=末っ子」<「(末っ子を守る為に)黙って!
=長女」
そして、
お家に帰ってから明日の学校の事を考えると
「怖いよ!クラスのあの子にきっと嫌われたよ!」と末っ子が出て来て、
逃げる事で末っ子を守ってくれてる一番上のお兄ちゃんが出てくれば
同じ様にそのお兄ちゃんに任せてしまうから
夜通しゲームに没頭し、学校へ行かなくなるかもしれない。
「独りじゃ寂しいよお=末っ子」<「(末っ子を守る為に)ゲームして
学校休め!=長男」
つまり、
強い不安や寂しさに襲われたり、喋れなくなったり、
何もやる気が出なくなったり、学校に行けなくなってゲームに没頭したり、
過食したり、相手の顔色を見て気を遣いすぎてしんどくなったり、
「自分はダメだ」と思ったり、お家の中でキレてしまったり、
「死にたい」と思ったり・・・。
そういった君の苦しみは、何かのきっかけで子供達の感情に圧倒されて
”親”である君が居なくなっちゃうところから来ているんだと思う。
そうなると、
学校行ったり、他の人と交流したり、勉強したり、友達と遊んだり、
部活や習い事したり、将来を夢見たりって事ができなくなっちゃうんだ。
そうだとすれば、君はどうすればこの苦しみから抜け出せるのか?
そのヒントを次回お書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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