コラム/2022-09-26
「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ⑥
<前回からの続き>
今回も
「他人と関わりたいけど関われない」苦しみから抜け出すヒント
の続きをお書きします。
<「他人と関わりたいけど関われない」苦しみから抜け出すヒント(2)>
③”その子”(特にお姉ちゃん・お兄ちゃん達)の訴えを
”親”として否定せず共感し、理解しようとする
例えば前回の「例」で言うと
(末っ子)
「仲良くしたいのにクラスのあの子に嫌われた!辛いよ、怖いよ!」
(二番目のお兄ちゃん)
「あいつ!許さない!」
→「お兄ちゃんは、末っ子を守る為に怒ってくれてるんだね!有難う!
そしてあなたにまかせっきりでごめんね!」
(一番上のお姉ちゃん)
「でも、怒った顔を見せたり余計な事を言ったら益々嫌われて
末っ子がもっと傷つくから黙らせてるの」
→「お姉ちゃんは末っ子を守る為に黙らせてくれてるんだね!有難う!
そしてあなたにまかせっきりでごめんね!」
(末っ子)
「もうクラスの誰も”お早う”って言ってくれなくなった・・・。
辛いよ、苦しいよ!」
(一番上のお兄ちゃん)
「末っ子が苦しんでるのを見てられない!
だから学校を休ませて、ゲームで気を紛らわさせてあげたい!」
→「お兄ちゃんは末っ子を守る為に学校休ませてくれて、
ゲームに集中できる様にしてくれてるんだね!有難う!
そしてあなたにまかせっきりでごめんね!」
等々。
④”末っ子”の苦しみに”親”として共感し、愛情・安心を伝える
ポイントは
「もし自分がこの子の親だとすれば、
どうすればこの子が気持ちをわかってもらえたと感じ、
安心を感じて苦しみから抜け出す事ができるか?」
を考えて、それを伝える事。
「例」
(末っ子)
「仲良くしたいのにクラスのあの子に嫌われた!辛いよ、怖いよ!」
→「仲良くしたいのに、嫌われたと思ったら、辛かったね!怖かったよね!
でも私はどんな事があってもあなたの味方だよ!守り続けるよ・・・
ずっと大好きだよ」とギュッとハグをする。
等々。
そんなふうに、”親”としての自分と”子供達”との交流を繰り返せば
やがて”親”と”子”の信頼関係が脳の神経回路にできる様になり、
”子”が苦しみだすと”親”が安心させる、というパターンが定着し、
”子”が苦しみを感じるとすぐに安心を与えられる様になってくるでしょう。
そしてそうなれば、
”末っ子”は自ずと繋がりを求めて人と関わる事ができる様になるでしょう。
そしてお姉ちゃん・お兄ちゃん達も”末っ子”のお守から開放されて
”家族”全員幸せになってゆくでしょう。
※もし独りで難しい場合は、いつでも相談して下さい。
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