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コラム/2022-10-07

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「自分の欲求がわからない」とか「満たせない」人へ

<前回からの続き>

前回までに、

人にとっての幸せとは自分の欲求を叶える事である。

但し、
個や種の遺伝子のコピーを残し続ける為という本来の目的の為に、

①個(の欲求)が満たされて元気である事

②生殖相手を見つける事
 (しかもできるだけ良い遺伝子を持った相手を選ぶ)

③子孫を残す事

に加えて、

④他人と関わり、協調・共同してゆく事
(社会的な動物である人間にとっては、必須)

といったルールから逸れない事が大切である。
といった私見をお書きしました。

ただ、中には
「そもそも自分が何をしたいのかわからない」

「自分の欲求がわからない」

或いは
「欲求はあるけど、満たす事ができない」

という人もいらっしゃると思います。


今回は、
そんな人に向けて「何故そうなっちゃったのか?」
といった原因を推測してお書きしたいと思います。




私の経験上、
「自分の欲求がわからない」とか「欲求を満たす事ができない」
と悩んでおられる人の多くは(全てではないと思いますが)

往々にして、上記の「①」より「②」~「④」を優先し続けて来た事が一因
だと感じます。


どういう事かと申しますと、

「②」~「④」の欲求は自分個人の欲求ではなく、
人間という種の欲求である為、
しばしば個の欲求と相容れない事も出てくるでしょう。
(※特に「④」は人間特有の種の欲求)

そして
「②」~「④」はいい意味でも悪い意味でも「世間体」として
暗黙のルールとなっている事が多いでしょう。


例えば、

「私は絵が好きだから芸術系の大学へ行きたい」=「①」

けど、
「将来の事を心配する親は医学部へ行けと言う」

だから
「お世話になってる親を心配させたくないので医学部を目指さなきゃ!」
=「④」


或いは、
「仕事に追われて、自分の時間が取れない」=「①」が満たされていない

けど
「上司の期待に応えなきゃ!会社の為に頑張らなきゃ!」=「④」

と働き過ぎて、体調を壊したり自死を考えたりもしてしまう。

つまりこれらの例は
「①」の個の欲求「~したい、~したくない」よりも
「④」の種の欲求「~すべき、~すべきでない」を優先した結果
だと思います。


そしてそれが続くと
「自分の欲求がかわからない」
状態になってしまうでしょう。

私が思うに、
そもそも「①」の個の欲求が満たされていないまま
「②」~「④」を満たそうとするのは無理があると思いますし、
(例:空腹で死にそうなのに、生殖相手を見つけろ!とか、
  自分が幸せじゃないのに、他人の幸せの為に尽くせ!等)

各欲求のバランスが大切だと思います。


そしてそのバランスを欠いた場合には
上記の様な不具合が生じるのでしょう。


個の(遺伝子の)保存が成されないと、
 種の(遺伝子の)保存どころじゃな くなりますので、

 基本的には生物学的な?優先順位としては
 個>家族>国家>人類という順序になると思います。

 ですから例えば、結婚する、子供を持つといった種の欲求を満たす事が
 「独りで自由に生きたい」といった個の欲求に反した場合、
 個の欲求を優先しないと本末転倒になってしまうと思います。



それでは、
そういった悩みに苦しんでいる人はどうすれば良い
のでしょうか?


次回は、
そうした人に向けて「自分の欲求の見つけ方」「満たし方」のヒント
をお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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