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コラム/2022-11-07

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不安・恐怖を無くしてはいけない事もある

「ここ最近時々頭痛がする。
 もし、なんかの怖い病気だったらどうしよう・・・

 この前、喉に違和感があって”咽頭ガンかも?”と恐ろしくなって、
 色んな病院で診てもらって扁桃腺が腫れているだけと言われたけど、
 本当はガンで、頭に転移したんじゃないのかなあ・・・?
 早く病院を捜さなきゃ!」(所謂”心気症”)

「以前はLINEを送ったらすぐに彼から返信があったのに、
 この何日かは、すぐに返信が来ない・・・。

 前彼の時もそうだった。やっぱりこんな魅力の無い私とは
 別れようとしてるのかなあ・・・でもだからと言って許せない!」
                    (所謂”見捨てられ不安”)

「クラスの女の子達はみんな小顔で二重瞼で可愛いのに、
 私はみんなみたいに小顔じゃないし腫れぼったい瞼してるし・・・

 もう鏡を見るだけで嫌になっちゃう・・・
 こんな顔じゃあ、生きて行けない!
 親は反対すると思うけど、お金を貯めて整形するしかないなあ」
                      (所謂”醜形恐怖”)

「旦那は今日も帰りが遅い・・・”仕事だ”って言ってるけど、
 本当は浮気してるんじゃないのかな?

 この前も、携帯にGPS付けると言ったら怒っていたけど、
 本当に潔白ならそんなムキにならないはずだ。

 浮気の証拠を掴もうと、
 旦那のパソコンや携帯のチェックをやめられない。」




誰しも不安恐怖に襲われる事があると思います。

ところが、不安や恐怖がずっと続き心身に異常をきたしたり、
一つの不安が無くなっても、まるで不安の材料を捜しているかの様に
次から次へと不安に襲われ続ける人も居るでしょう。

そんな人は、
眠れなくなったり食欲が落ちたり、楽しいと感じる事がなくなったり、
キレ易くなったり等の所謂”抑うつ状態”となる事も多いでしょう。

そしてその多くの人は”限界”を感じた時には心療内科へ行って
薬をもらったり、本やネットで克服法を調べて、
なんとか不安や恐怖を無くそうとする人もいらっしゃるでしょう。


私は数多くの臨床経験から、
不安や恐怖に襲われ続ける人は(その全ての人に当てはまるとは申しませんが)
「不安や恐怖があるからこそ生きていられる」
とも言えるのではとないか?と感じています。

もしそうだとすれば、
「生きる術」である不安・恐怖を無くす事は一概には賛成できません。

私がそう考える理由を次回からお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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