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コラム/2022-11-11

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不安・恐怖を無くすとどうなっちゃうのか?

<前回からの続き>

前回までに

「不安・恐怖等を感じやすい人は生まれつき不快刺激に対して敏感で、
 不安・恐怖に集中し続ける事で、心身の安心・安全を保とうとしている、
 言わばそれが生きる術、リスクマネージメントであると考えられる」

といった私見をお書きしました。


もしそうであるなら、
こういった人達から不安や恐怖を取り上げてしまうとどうなるのでしょうか?


その答え
恐らく大きく分けて以下の2つに集約されるのではないでしょうか?


①無価値感といった究極の自己否定から来る絶望感


例えば、所謂「醜形恐怖」に襲われている人は、
「整形さえすれば(綺麗になれば)、私は愛される(受け容れられる)
という”希望”が持てる訳です。

或いは、「見捨てられ不安」が強い人は、怒りや脅し・優しさ・監視等で
相手を束縛する事で大好きな人に見捨てられずに居られる
といった”希望”が持てる訳です。

ところが、そういった不安・恐怖が無くなるという事は、
同時に”希望”も失ってしまう事になるでしょう。

そして、「ありのままでは愛されない自分」「本当は価値が無い自分」
といった根っこにある無価値感が浮き彫りになって絶望へと至る
かも知れません。

②”死の恐怖”といった不可避の恐怖に直面して絶望を感じる


例えば、
「常に身体の不調に対して感覚を研ぎ澄ませ、重大な病気に結び付け
不安や恐怖に陥っている人」(所謂”心身症”)は、

徹底的に検査をしてもらって、”異常なし”と言ってもらったら
”安心”が得られる、という”希望”がある訳です。

でもその不安・恐怖が無くなると
絶対に避けられない”死の恐怖”に直面してしまうのかも知れません。

そうなると心身の不調を感じる度に、
治しようが無く、逃れられない”死の恐怖”を感じるとすれば、
そこには絶望しか無いのかも知れません。


つまり、どちらにしても最終的には絶望=望みを絶たれる訳です。


ただ、そうは言っても
「不安や恐怖に襲われ続けて現実の生活に支障をきたしてる人」
はどうすれば良いのでしょうか?

そのヒントを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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