コラム/2022-12-30
考え方や行動を変えられない人へのヒント
<前回からの続き>
前回までに、
「〇〇したくてもできない」
とか
「〇〇してはいけないのに止められない」
等といった状態に陥っているのであれば、
考え方や行動を変える事でそれを克服しようとすると、
成功率はかなり低くなると思う。
そしてそれは、
何かのきっかけで引き金が引かれると
「無意識」即ち「大脳辺縁系」が突然活性化して「意識」側が圧倒され、
「意識」即ち「大脳皮質」が機能停止してしまい、
「〇〇したい」とか「〇〇してはいけない」といった、
大脳皮質の働きに依存している意志や行動は吹き飛んでしまうから。
とお書きしました。
だとすれば、どうすればいいのでしょうか?
今回はこの考え方に基づいたヒントをお書きしたいと思います。
<考え方や行動を変えられない人へのヒント>
①大脳皮質の機能を停止させない工夫
(1)大脳皮質(意識)を常に働かせる
無意識からやってくる感情や感覚、記憶、信念に圧倒されない様にします。
例えば、
それを書き出す(意識の働き)、''言葉に出す''(意識の働き)、
俯瞰・客観視する(意識の働き)等々。
(2)大脳辺縁系(無意識)の感情・感覚、トラウマ記憶等を調整する
無意識からやってくる反応に圧倒されず、蓋をせず、否定せずに
まるで苦しんだり怖がっていたり泣いている赤ちゃんをあやす様に、
接してあげましょう。
※必要な場合はトラウマ処理も。
②その上で、思考や行動を変えてゆく
大脳皮質がちゃんと機能する様になってから
新たな思考に基づいた欲求・目標に向けて行動を起こしてゆきましょう。
※詳細を知りたい方は、私の過去の記事に沢山お書きしておりますので、
丹念に読み解いて頂くか、ご相談下さい。
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