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コラム/2023-01-18

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何故他人との距離感がわからなくなるのか?

<前回からの続き>

今回は
「何故他人との距離感がわからなくて
 傷ついたり傷つけたりを繰り返してしまうのか?」
について、
私なりに考える原因をお書きしたいと思います。




<他人との距離感がわからなくなる原因>

生まれつき(遺伝的に)、或いは成育環境(後天的)によって
 感覚過敏を有している

※1:敏感だから傷つき易い(遺伝的)
  ⇒傷つけられたから、より敏感になる(後天的)・・・
  という悪循環があると考えられます。

   


②それ故、他人の顔色の変化や態度等の情報を敏感に拾ってしまう




③特に相手の自分への冷淡さ・否定・蔑み・嫌悪・怒り等の情報を
 細かく拾う




④そうなると、その拾った情報が事実か否か?に関わらず、
 深く傷つきそれらがプチトラウマとして蓄積されてゆく。




⑤そうして、他人に対して常に不安・恐怖・不信感を抱く事で、
 傷つかない様に防御する部分(脳の回路)が形成される




⑥更に、その不安・恐怖から自らを防衛する為に、
 「他人から逃げる」「関係を断つ」「攻撃する」「相手に全て合わせる」
 等の部分(脳の回路)も形成される


※2:上記の「③」~「⑥」に関して、
   養育者との間で愛着形成が成されていれば、
   トラウマレベルにまでは傷つきにくいと思いますし、

   傷つかない様に防御・防衛する部分が他人に対して常に働く
   という事は避けられると思います。 
   (但し、虐待ネグレクト・性被害等は別として)




⑦一方では、幼い頃から存在する「相手と親密になりたい」
 という部分(脳の回路)があると考えられますが、
 この部分が強く働いている時は、相手との距離を近づけ過ぎたり、
 異常に執着するのだと考えます。




⑧ところが相手に近づきすぎた為に防御・防衛する部分が作動すると、
 一転して相手を疑って遠ざけたり自ら離れたり、攻撃を加えたりする
 でしょう。




⑨つまり、「親密さを求める部分」が作動している時は
 必要以上に相手との距離を縮めるが、

 「防御・防衛する部分」が作動すると、相手への不信感から
 必要以上に距離を取ってしまったり、攻撃的になってしまったり、
 いきなり関係を断とうとしたりしてしまうのだと思います。

 だとすれば「丁度良い距離感」を取ってくれる部分が無い
 と言えるでしょう。




それでは、
どうすれば他人と適切な距離感を取る事が出来るようになるのでしょうか?

次回からは、そのヒントをお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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