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コラム/2023-02-06

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”問題や症状”への集中から脱出する為のヒント①

<前回からの続き>

前回までに、

(先天的・後天的に)”感覚過敏”を有してると情報(刺激)過多に陥り易く、
 そうなると脳が混乱し、心が不安定になる。

 そして脳の働きとして、混乱を収拾させる為に何かに集中する事
 によって心を安定させる。

 その集中先が(元来感覚過敏な人は不安になり易く、傷つき易いので)
 何かのきっかけで”問題や症状”となる対象に向かってしまい、
 心を安定させる為に、
 それ(こだわりや信念、常同行動、儀式等)に集中し続けるのだが、
 逆に苦しみ続けてしまう。」

という私の推論をお書きしました。

だとすれば、
様々な症状や障害と言われる状態になって、苦しんでいる人
どうすれば良いのでしょうか?


今回からはそこから脱出するヒントをお書きしたいと思います。




<”問題や症状”への集中から脱出する為のヒント①>

①トラウマ等の心の傷や不安を解消する


そもそも「感覚過敏」を有しているのであれば、多くの場合は
(情報過多から来る混乱を避ける為に)「並外れた集中力」を持っている
と考えられます。

ですから、その集中力を薬でごまかしたり(笑)するのは勿体ないと思います。

例えば、
その「並外れた集中力」を活かせば、研究・発明・芸術・創作等の
大切な資源になりますし、
”信念の人”として名を残す業績を成し遂げる可能性もある訳です。

或いは、
ギャンブルやアルコール、過食/拒食等に集中して安定している人
入院させる等して、物理的に集中の対象をシャットアウトしてしまうのも
いかがなものか?

入院中は(集中する対象が物理的に無くなるので)我慢できても、
退院後はまた元に戻ってしまう事もあるでしょう。

何故なら物理的に刺激をシャットアウトしても、
記憶や思考や感情からの情報で心的に圧倒されるので、
常に心(脳)の中では、依然として集中対象を渇望していると思われるからです。

ですから私は集中力を削ぐ事や集中先を無くそうとする立場には
(緊急の場合は別ですが)余り賛同できません


私の推論が正しければ、
(感覚過敏によって)「並外れた集中力を持っている人」
心の傷や不安等の何かのきっかけで、
結果として自分や周囲が苦しむ方向へ集中し続けているとすれば、
まずは心の傷や不安を解消する事が先決だと思います。

認知行動療法等は確立されたエビデンスのある技法で、
 次にお書きする新たな集中先(新たな信念、新たな行動等)への移行には
 素晴らしいと思いますが、
 時間が掛かったり、ドロップアウトしてしまう人がいらっしゃるのは、
 この部分が弱いからだと思います。

具体的なトラウマケアや心の傷の修復、不安の解消等の方法は
 以前のコラムをお読み頂くか、お気軽にお問合せ下さい。

<次回へ続く>



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