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コラム/2023-02-10

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”問題や症状”への集中から脱出する為のヒント③

<前回からの続き>

前回お書きした手順に従って、

「無意識から意識に上がって来る膨大な記憶に巻き込まれない様に、
 距離を取る事」ができる様になれば、

集中する対象を”問題や症状”に繋がるものから別の対象に移行
させてゆきましょう。


ここで、
”集中する対象”としては、

・「ネガ(ティブなもの)」と「ポジ(ティブなもの)」の2方向


・「自分」「他者」「それ以外(仕事・趣味・勉強・家族・世の中/世界
 ・ペット等の興味の対象)」の3方向


・「過去」「現在」「未来」の3方向

といった、18種の方向が考えられます。


新たな”集中先”を考える時の基本としては、

「今の(症状や問題と繋がる)集中先とは違う方向に集中する」という事です。


但し、
今現在の集中先が次々と苦しみをもたらす”情報”を意識上に登らせてきて
それに圧倒されている状態だとすれば、

それを放っておいて、
「素敵な未来を想像して、そちらに集中しましょう!」
というのは通用しないと思います。


ですから、まず前回書き出した
無意識から湧き出して来るネガティブな感情・感覚・記憶。思考・信念
''等の情報に対して、
ポジティブな情報を集める事へ集中対象を移行する事''から始めた方が良い
と思います。

以下、その手順をお書きしまう。




<”問題や症状”への集中から脱出する為のヒント③>

③集中する対象をポジティブな情報収集へと変える


例えば、前回の「A」の例で言うと、

A 「あの時の出来事で恥の感情と罪悪感を感じ、自分はダメ人間だと思った」


これに変わるポジティブな情報収集として、

過去の出来事で、誇らしさや自尊感情、貢献感等を少しでも感じ、
「私って、そんなにダメじゃないかも?」と感じた場面
をできるだけ沢山書き出し、
その時の感情・感覚・記憶・思考・信念等の細かい情報も
併せて書き出してゆく。

加えて、
今日から毎晩、一日を振り返って同様に感じた場面の詳細を書き出す等。


同様に「B」~「F」に対するポジティブな場面と
 感情・感覚・記憶・思考・信念等の細かい情報も
併せて書き出してみましょう。


そしてこれを繰り返し、今の(症状や問題と繋がる)集中先が変わり、
最早無意識から湧き出して来るネガティブな情報に圧倒されなくなって来れば、
新たな集中先も見つけてゆきましょう。

<次回へ続く>



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